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満月の夜、母を施設に置いて
 
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満月の夜、母を施設に置いて [単行本]

松尾 たいこ , 藤川 幸之助, 谷川 俊太郎
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,575 通常配送無料 詳細
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合計価格: ¥ 2,835

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「誰のために生きているのか、母さん…」アルツハイマー病になった母に注がれる、切なくて哀しくて優しい詩たち。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

藤川 幸之助
詩人・児童文学作家。1962年、熊本県生まれ。小学校の教師を経て、詩作・文筆活動に専念。認知症の母親に寄り添いながら、命や認知症を題材に作品をつくり続ける。2000年に、認知症の母について綴った詩集『マザー』(ポプラ社、2008年改題『手をつないで見上げた空は』)を出版。現在、認知症の啓発などのため、全国各地で講演活動を行っている。長崎市在住

松尾 たいこ
アーティスト・イラストレーター。広島県生まれ。セツモードセミナーなどで絵を学んだ後、フリーのイラストレーターになる。1998年、第16回ザ・チョイス年度賞鈴木成一賞受賞。現在、絵本や装画を手がける他、広告、CDジャケット、ファッションブランド、ミュージアムショップなどに作品を提供し、幅広い分野で活躍している。東京都在住

谷川 俊太郎
詩人。1931年、東京都生まれ。1952年、「文学界」に詩を発表して注目を集め、同年、詩集『二十億光年の孤独』(創元社)でデビュー。以後、詩作をはじめ、エッセイや歌詞、脚本、絵本など幅広く活動を展開する。「月火水木金土日のうた」や「鉄腕アトム」の主題歌などの作詞家としても知られている。翻訳も多数手がけ、『マザーグースのうた』(草思社)では日本翻訳文化賞を受賞。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 131ページ
  • 出版社: 中央法規出版 (2008/06)
  • ISBN-10: 4805830190
  • ISBN-13: 978-4805830192
  • 発売日: 2008/06
  • 商品の寸法: 18.2 x 18 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
おんおん泣いたり、じゅわりと下まぶたに涙がたまったり。
正直、やられました……。アルツハイマー病になったお母さんのことを綴った、この詩集。
家族のことを忘れまいと、三面鏡の前で必死に名前を唱えるお母さん……。「アルツハイマーの薬ができたら飲ませたい」と、コツコツお金をためるお父さん……。病気のおかげで、母親と絆の結び直しができたという息子……。
久しぶりに、ステキな本に出会いました。久しぶりに、ずっと手元に置いておきたい本に出会いました。

たくさんの詩のなかから一つだけ紹介します。「扉(とびら)」っていう詩です。

母を老人ホームに入れた
認知症の老人たちの中で/静かに座って私を見つめる母が/涙の向こう側にぼんやり見えた/私が帰ろうとすると/何も分かるはずもない母が/私の手をぎゅっとつかんだ/そしてどこまでもどこまでも/私の後をついてきた
私がホームから帰ってしまうと/私が出ていった重い扉の前に/母はぴったりとくっついて/ずっとその扉を見つめているんだと聞いた
それでも/母を老人ホームに入れたまま/私は帰る/母にとっては重い重い扉を/私はひょいと開けて/また今日も帰る

本の最後には、「母から詩が降ってくる」と題して、谷川俊太郎さんとの対談も載ってます。それと、合間合間に挟み込まれている松尾たいこさんの可愛らしいイラストも、詩をとっても引き立ててます。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
家族の思い 2009/4/13
形式:単行本
認知症のご本人・御家族と接することが多いのですが、とかくご本人に焦点を当てて、「本人らしく生活ができるため」の支援を関係者で考えます。そこには、御家族の思いも、もちろん入ってくるのですが、図り知ることのできない愛情やそこはかとない悲しみを胸の奥に持っておられます。
私の上司には、認知症の支援は「家族の支援」だと言い切る者もいます。
この本を読むたびに、支援の原点に戻ることができます。専門職であるおごりをとりはらうことができ、おなじ子供として・母として 人として原点に帰ることのできる1冊です。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
詩についてはあまり詳しくありませんが、藤川幸之助さんの詩は、テンポよく、音楽のリズムのようにすーっと心に染み入ります。
認知症の母、その妻を心から労る父、母を介護しながら見守る子、様々な家族の思いが松尾たいこさんのカラフルでかわいらしいイラストと供に掲載されています。
認知症介護は大変なことも多く、ついつい辛いことの連続のように思えますが、そんな時に、ふと、立ち止まって、改めて、『認知症の母』ではなく『母』を見つめる、ことができるような詩です。
本書の中で対談されている谷川俊太郎さんの巻末の詩もとても良いですよ。
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