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湯ぶねに落ちた猫 (ちくま文庫)
 
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湯ぶねに落ちた猫 (ちくま文庫) [文庫]

吉行 理恵 , 小島 千加子
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 924 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

雲、蜻蛉、猫の名前である。「蜻蛉はすこし離れた場所に座り、邪気のない目でそっと見ていた。薄い緑に茶の線が交差した蜻蛉の翅のような目差しだった。彼女は部屋の中の一番静かな場所で息を引き取った。干潮の刻だった」と微妙な独特の距離感で猫を映し出す理恵。愛する猫たちを題材にした小説、随筆、詩を中心に編む、猫と詩人の優しい空間。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

吉行 理恵
1939‐2006。詩人、小説家。父は吉行エイスケ、母は吉行あぐり。ナイーブで平明な詩風が注目され、67年、詩集『夢のなかで』で田村俊子賞を受賞。のち小説に転じ、81年、『小さな貴婦人』で芥川賞受賞。吉行淳之介と兄妹で芥川賞受賞と話題を呼んだ

小島 千加子
東京生まれ。日本女子大学国文科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 366ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2008/6/10)
  • ISBN-10: 4480424547
  • ISBN-13: 978-4480424549
  • 発売日: 2008/6/10
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ringmoo トップ500レビュアー
形式:文庫
芥川賞受賞作「小さな貴婦人」を読んで以来、実に久々に作者の著作を読むことになりました。

タイトルにもある通り、猫好きの作者らしい素敵なエッセイが大半を占めています。
そこに現れる作者と猫たちの心の交流の表現や、そこで起こる様々なエピソードは、猫好きの人には堪らなくなる作品ばかりです。

と同時に、異常なまでに猫にのめり込んで行く作者の精神的なひ弱さは、過去のエピソードも含め考えさせられるものがあります。

この本の中には、「小さな貴婦人」も収められており、この本全体が、「小さな貴婦人」の解説本のような感じです。
従って、81年に芥川賞受賞時に読んだときよりも、ずっと深くその内容を理解できた気がします。
その意味では、小島千加子氏の編集の妙が感じられる作品でもあります。
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ガアタ VINE™ メンバー
形式:文庫
猫や家族に関するエッセイと、短編小説「小さな貴婦人」「黄色い猫」がおさめられています。
猫に関する文章は、表紙から想像される雰囲気を裏切らず、楽しめる内容で、著者と猫の深い絆が感じられます。

「小さな貴婦人」は愛猫が亡くなったことがきっかけとなって書くことができた作品、そこはかとない悲しみと、ユーモアがただようメルヘン的なお話です。
「黄色い猫」は、小さな貴婦人よりも私小説的な雰囲気のお話です。

小説もエッセイもどちらも楽しめました。
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