養豚を営む家で育ち、個人ブランドで豚の新しい販売の試みが、注目を集めている。
グローバル化された流通の世界で、適正価格・付加価値のある商品を売り、農業に生きがいを創りだすことが摸索されている。
1978年生まれの宮治勇輔さんが、同世代の仲間と、農業の未来を築こうとされている。
彼の著書による、p154「1970年代に1035万人だった農業人口は、299万人まで減少した。それも残った農業人口の60%が、65歳以上で今後も加速度的に農家は減り続けるだろう。」を読んで、食糧自給率が問われている我が国の危機的な状態が伝わってきました。
歴史小説の大好きな彼が、司馬遼太郎の小説『峠』を取り上げられていたのが印象的でした。
この本の主人公で、幕末の越後長岡藩の河井継之助に、彼の人生を重ねあわせた心境が伝わってきました。
農業について、ポップなビジネス書の感覚で読めるのは、とても貴重な本です。
『湘南の風に吹かれて豚を売る』の本のタイトルとイラストが、僕は大好きです。
湘南の風にのって、農業変革に挑む30代の宮治勇輔さんの活動が全国に広がることを祈ります。