2005年に出た単行本の文庫化。
高知・土佐清水、五島列島、雄鹿半島、釜山、佐渡、礼文島と港町ばかり5ヶ所を訪れた旅行記。いずれも船で港に入るという形を取っており、雰囲気があって面白い。船旅独特のゆったり感があるし、次第に目的地に近づいていくというワクワク感も。
港町では、とにかく色々食べる。魚、土地の名産、カツカレー、カツ丼。かならずしも海の食べ物にはこだわって亡くて、特にカツ関係が多い。まあ、それも本書の魅力。
旅行記ではあるが、著者の個性で読ませるタイプの本。自分勝手でだらしなくて食い意地が張ってて小心者。なかなかの楽しさだ。
途中で直木賞を受賞したり、話題にも事欠かない。