ショッキングなタイトルであるが,気候変動の問題を現時点で真剣に捉え,すぐに実行するなら,まだ回避は可能であるとのメッセージに満ちている.これまでもあちこちで語られ,報道されてきた気候変動の事実を整理し,さらにその回避のためのメカニズムに何が必要か.更に,エコプロダクツの総帥でもある著者の,サステナブルなモノづくり論に進む.
昨年の英国のスターンレポートにも書かれているが,現在,一定の投資をも含めた対策,そして政策の転換を伴わない限り,確実に手遅れになる.そのことに気付くべきだというメッセージの中に,著者のもどかしさが伝わってくる.
本書の最終章は,残念ながら表彰授賞案件の羅列だったりし,締めとしては物足りないのは事実である.