こういう本は目の毒なのだが、テレビ放送と共に、やっぱり見たくて仕方がない。
紹介される家は千差万別だ。家主の家族構成や敷地条件、そして費用も含めて建築家が知恵を絞ったことがよくわかる。満足する家を建てるには三回建て直す必要があるという話もあるが、家族構成や生活サイクルの変わり方によって住居に対する要求条件は変わるので、たしかに万能な家というのは難しいなと思う。
敷地や延床面積や予算が分かることが結構重要で、これを見ると自分でもいつかは手が届くかもしれないと妄想できるところが魅力だと言える。もちろん他人の住居に関する野次馬的な興味もあるが、自分が憧れる家は、結局どういう家なのかと言うことを知りたい、具体化したいという気持ちも大きい。玄関周りはこうしたい、部屋の配置はこう、庭は、水回りはとつぎはぎで想像しながら、何度見ても見飽きない本だ。