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あと何日かで確実に世界は終わるという時。
故郷で最後を迎えようとする人、自動車レースに興じる人、
花の種を植える人。
登場人物は人間らしく、最後まで生きています。
美しい風景、穏やかな日常の生活と迫る終末の対比がどうしようもなく
胸に迫りました。
もしあと何日かで世界が終わるなら、自分はどこで、誰と、何を
するのか。何をしたいのかを考えさせられました。
淡々とした文調から受けるえもいわれぬ感覚が少しづつ蓄積されて、いつのまにか衝撃的な読後感になっています。
現在において、国家間戦争としての全面核戦争の脅威こそ減りましたが、長期的には環境問題やウィルスの脅威、ヒトによるものとしてはテロリズムにおける無限の可能性の拡がりという形で、人類全体に係る終末の可能性は決して低減してはいません。
小説としての見事さはもちろんのこと、終末小説としても、この小説の価値は全く衰えていないと感じました。(それはそれで哀しいことではありますが・・・)
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