呪怨は家に行ったら呪われる話ですが、こっちはロッカー使ったら呪われるって感じで新鮮味はなかったです。確かにホラー映画って意外に話のバリエーションは少ないし、演出の仕方も似た物になる事が多いです。しかしすぐれた監督は試行錯誤して独自の演出や表現を見つけ出すものだと思います。たとえ他人の演出方法や表現を真似したとしても良い作品に仕上がっていれば何の問題もないし観客としても満足できます。黒沢清監督が鶴田法男監督の幽霊表現を参考にしてるのは作品を見れば一目瞭然です。しかし黒沢監督の作品は素晴らしいので表現を真似ていても文句をつけようとは思わない。だからこの作品は純粋に監督の腕が弱いんじゃないかなと思いました。最初のシーンもベッドに寝てるあさみちゃんが真希ちゃんの腕をつかむ。びっくりする脅かしの所なんですけど、その後が良くない感じがしました。腕をつかむのは鍵を渡すためですが、渡された鍵を見た後に真希ちゃんがもう一回あさみちゃんの顔を見た時にはあさみちゃんの目を開けさせてなきゃいけないんじゃないかな。鍵を渡した事を確認してるかの様にじっと真希ちゃんを見てる、そんな感じにして欲しかったです。ホラー映画の段取りってやっぱり必要だと思います。ラストの落ちはつまんない。あのセリフを言わせたかっただけだと思います。だって途中では自分で手を下して原史奈ちゃんを殺したわけだし。ホラーだからってラストでおとせばいいってわけじゃないでしょう。
内容がイマイチなので話の展開がどうなるか気にならず真希ちゃんの可愛さだけを堪能できると思います。ある意味アイドル映画の王道だと思います。