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渋谷道玄坂の路地の一角にあるバー・ルシファー。
そこのマスターの桜町と女優の卵の映子が主人公。
この本は確か結構前に買って、買ったはいいけど読まずに他の本達の間に混じっていました。
だけど何の気なしに読み出したら止まらなかった。
まず読み始めて冒頭からちょっと表現がおもしろいな、と思った。
これは冒頭のつかみの部分だからかもしれないけれど。
それから話が進んでいくにつれて登場人物それぞれに好感を抱くようになった。
なんというか柔らかく、あたたかいのだけれどそれぞれに悲しい。切ない。
そんな人物達が繰り広げる世界。みんな仲間なんだなと思わせてくれます。
「わたしにも、ブルースがあります」
登場人物の科白ですが泣かせてくれます。
花村萬月のデビュー作の実質続編らしいですが、読んでいなくても特に問題はないと思います。
相当によかったので☆5つ。オススメ。
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