以前別の”養生訓の現代語訳”を呼んだことがありますが、
「朝うがいして、その水で目を洗え」というような訓にドン引きし、
今の時代に合わんなと「イマイチ」扱いをしておりました。
が、この本では、そういう「イマイチ」なところは外して
現代にも生きる言葉だけを抜粋。貝原益軒の言葉を現代語にした上で、
今の時代に合うように解説や事例が加えられています。
さらに心理学的知見からの客観的なコメントも加えられてあり
なるほどーとうなずくところ多し。
私が最も好きだったのはこの訓です↓
「志をもってよく努力し学識が備われば、
名声も利益も、地面に落ちているゴミを拾うくらい簡単に手に入る」
福沢諭吉なんかもこういうおもしろい比喩が多いですが
昔も現代も、人に強い影響を及ぼせる人は
こういうインパクトある比喩が巧みだと感じます。
貝原益軒先生、最初「イマイチ」扱いしてしまってスミマセン。
やはりあなたはすばらしい。
同時に、養生訓をここまで咀嚼した著者にもリスペクトを感じます。
この本、人生に迷う時、何度も読み返すことになりそうです。