筆者は「報道ステーション」のニュースデスクであり、東日本大震災からの復興に活かしたい土光さんの教えという趣旨で、本書の内容は「報道ステーション」でも放映された。
社長や経団連の会長になっても質素な生活を過ごし、上から目線にならず、常に現場・底辺を大事にし、「個人は質素に、社会は豊かに」を実践した。技術屋として、ボルト一本までチェックさせ、原発についても安全性を徹底的に追求していたという。
こういう時だからこそ、土光さんのようなリーダーに出て来て欲しいという願望が強いが、筆者は、今の日本にもリーダーは居ると述べている。日本電産の永守社長、コマツの坂根会長を始め、土光流に言う「火種を持った人物」は日本中にいる筈であり、我々も土光さんの遺した言葉から学ぶことによって、復興に何らかの貢献が出来る筈である。