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清朝と近代世界――19世紀〈シリーズ 中国近現代史 1〉 (岩波新書)
 
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清朝と近代世界――19世紀〈シリーズ 中国近現代史 1〉 (岩波新書) [新書]

吉澤 誠一郎
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o
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商品の説明

内容紹介

近代世界のなかで存亡の危機に直面しながらも、妥協と自己変革を遂げていった清朝。そこにあった苦しみや迷い、努力や挑戦とはどのようなものだったのか。なにが体制の立て直しを可能にしたのか。統治の変化、社会の動向、周辺部の状況などを含め、18世紀末から日清戦争開戦前夜までの清朝の歩みをいきいきと描く。

内容(「BOOK」データベースより)

いったんは存亡の危機に直面しながらも、近代世界のなかで自己変革を遂げていった一九世紀の清朝。そこにあった苦しみや迷い、努力や挑戦とはいかなるものだったか。何が体制の立て直しを可能にしたのか。その矛盾に満ち、しかも創造的な過程について、統治や社会の動向、周辺部の状況などもみながら、多面的な世界を生き生きと描く。

登録情報

  • 新書: 272ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2010/6/19)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4004312493
  • ISBN-13: 978-4004312499
  • 発売日: 2010/6/19
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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By ib_pata VINE™ メンバー
形式:新書
 清朝というと、あとがきでも書かれているように《外国の侵略に対して何らなすすべもなかった腐敗堕落した王朝》という印象でしたが、一読、18世紀に起こった人口の急激な増加に起因した数々の内乱に対処しつつ、近代化をめざしたものの、力及ばずして倒れた悲運の王朝というイメージに変わりました。

 乾隆帝と嘉慶帝の時代には「乾嘉の学」と呼ばれる考証学も盛んで、嘉慶帝はあまり良く知りませんでしたが、『己を罪する詔』や詩集からも、生真面目に政務に取り組んでいる姿がうかがえて、好感を持ちました。しかし、17世紀末に1億人台だった人口は19世紀には4億人を超えます。こうした人口増に耕作地拡大が追いつかず、民衆の生活が苦しくなってきたところで道光帝(在位:1820年-1850年)は制度疲労を起こした統治機構を引き継がなければならなくなり、さらには欧米の資本主義発達という波が押し寄せます。

 太平天国の乱も、ある程度は知っていましたが、洪秀全が天王府に側室と引きこもったのに対し、楊秀清というシャーマンのような青年が神がかりになって指導するようになったというのは知りませんでした。さらに清朝には中央アジアでの回漢対立の波が押し寄せます。

 曾国藩の「元のフビライが10万の軍で攻めたのに1隻も帰らなかっただけでなく、明時代には倭寇で大きな被害を受けた。日本は中国を恐れる心を持っていない。朝鮮、琉球、越南のような臣属の国とは違う」という日本観も興味深かった(p.114-)。朝鮮併合も清朝の側から見ると、より理解しやすくなると感じました。全巻の完結が待ち遠しいです。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ishilinguist トップ500レビュアー
形式:新書
 先ごろ同じ岩波新書から日本近現代史シリーズが完結し、一定の評価を得たといってよいと思われるが、矢継ぎ早に次のシリーズが登場した。今度は中国近現代史がテーマということだ。
 本書は清朝が徐々に近代化していく経緯が必要かつ十分に論じられる。ツングース系の非農耕定住民族によって建てられた清朝は伝統的な華夷秩序と多様な民族文化世界を包摂していた。その最盛期を過ぎ、西洋主導の世界システムに組み込まれ、解体されていくさまが要領よく示されている。
 オーソドックスではあるが、近年の研究成果をとりいれ、世界史叢書等にひけをとらない内容であり、新書としての価値は高い。伝統的な国民主権国家に解体されたために起きた様々な軋轢が、朝鮮半島や台湾との分断、チベット問題、尖閣諸島問題となってまもくすぶっているのである。これらの問題を考える歴史的背景を提供する。
 政治的にはまったく中立な立場であることも付け加えておく。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By モチヅキ VINE™ メンバー
形式:新書
 本書は1968年生まれの中国近代史研究者が2010年に刊行した本であり、19世紀史を中心に清朝の盛衰をたどる。本書の特徴は、第一に清朝の統治能力が再評価されている点である。清朝は旗人の家柄、科挙の成績、実務能力など多面的な基準で人材を登用していた。19世紀の相次ぐ大規模な反乱も、西洋の手を借りたり、対外貿易からの税収を戦費に当てたりして、鎮圧することができた。儒教側からの反対も根強かったが、西洋の学問を積極的に摂取しようとする動きもあった。こうして、西洋に次々に浸食されながらも、清朝は列強と渡り合い、領土を維持し、ときには周辺諸国への影響力を強めようとした。第二の特徴は、今日の中国国内の民族問題の起源とも言うべき、清朝と辺境との関係史が叙述されている点である。中央アジアの回民の動向や、辺境への漢人入植の問題などが取り上げられ、近代中国ナショナリズムのあり方が批判的に再検討に付されている。なお、沿海部と内陸部との経済格差も19世紀に直接の起源をもつ。第三の特徴は、国際関係史の視点から清朝の歴史をとらえ直している点である。外交儀礼をめぐる東西文明の対立、冊封体制(清朝と「属国にして自主」の周辺諸国との関係)と近代の諸国家体系との衝突、国際的な金融動向が清朝に与えた影響、香港・澳門や各地の租界の果たした歴史的意義、ロシアとの国境問題、アメリカや東南アジアに移住した華人のネットワークなどが、重要なテーマとして論じられている。第四の特徴は、自発的結社の意義への注目である。同郷者の相互扶助団体、善会・善堂、東華医院、宗教団体などが、事例として挙げられている。このように本書は、中国国内の多様性と国際的ないしトランスナショナルな諸関係に共に目配りをしつつ、近代と前近代がせめぎ合う「矛盾に満ち、しかも創造的な過程」を描きだす。
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投稿日: 23か月前 投稿者: navi
きちんとまとめていますが・・・
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投稿日: 23か月前 投稿者: ねっとてんぐ
シリーズのテーマである清朝を理解するためにいいと思います
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近現代史」の第一巻です。... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: 海人
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