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清兵衛と瓢箪・小僧の神様 (集英社文庫)
 
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清兵衛と瓢箪・小僧の神様 (集英社文庫) [文庫]

志賀 直哉
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

少年の無垢な心を鮮やかに写し出した表題作。他に「城の崎にて」「赤西蠣太」「網走まで」など、日本近代文学史上に確固たる地位を築いた“小説の神様”の作品集。(解説・池内輝雄/鑑賞・原田宗典)

内容(「BOOK」データベースより)

瓢箪(ひょうたん)をこよなく愛した少年と、周囲の無理解なおとなたち。少年が永遠に失ってしまったものは何か?表題作「清兵衛と瓢箪」ほか、深い人間観察と鋭い描写力で短篇小説のおもしろさをあますところなく伝える“小説の神様”志賀直哉の代表的短篇13篇。

登録情報

  • 文庫: 260ページ
  • 出版社: 集英社 (1992/2/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087520226
  • ISBN-13: 978-4087520224
  • 発売日: 1992/2/20
  • 商品の寸法: 15.4 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
小僧の神様 2002/5/19
By カスタマー
形式:文庫
 秤屋の小僧仙吉に、妙なことから鮨を御馳走してやる主人公のある微妙な気持が主題であるが、小僧の動作や気持、そしてその情景がおどろくほどのリアルさで描かれており、読んでいて鮨の味まで思い出してくるようである。この「小僧の神様」は、志賀さんの短編のなかでも「清兵衛と瓢箪」とならび立つ、最もすぐれた作品である。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By トップ500レビュアー
形式:文庫
◆「清兵衛と瓢箪」

  作者自身の父子対立が投影された作品といわれていますが、
  そのような文学史的知識がなくても、一篇の小説として、
  非常に完成度が高いので、充分たのしむことができます。

  清兵衛の趣味に対する周囲の無理解や理不尽な抑圧が露骨に描き出される一方、
  清兵衛自身は、それに対して必要以上に萎縮したり鬱屈することなく、後には絵という
  新たな趣味に目覚め、マイペースを貫いています。

  その姿が実にすがすがしいです。

  もちろん、清兵衛の目利きが確かなものであったと
  証明されるくだりも、若干ベタですがやっぱり痛快。

  ただ、そんな清兵衛をなおも苦々しく思っている彼の父が示す
  「最後の一行」の行為は、今後の波乱を予感させ、不穏な余韻を
  残しており、本作にふさわしい絶妙の下げだといえましょう。
このレビューは参考になりましたか?
形式:文庫
短編と長編のどっちが好きかと言われると答に困るけど。本棚を見ると圧倒的に長編が多い。最近のものは長編が多いのか、私が長編好きなのか。

長編を読むともう、ぐいぐいと引っ張られてついていくのが精一杯、の時もあるけど、短編は(オチがあるヤツは別だけど)想像する余地があっていいね。作者の意図なんかどうでもよくて、どれだけ自分がいろんなことを考えられたかで、その作品の良し悪しを決めてしまいそう。

「日本文学」なんてあまり読まなくて、志賀直哉は中学だか高校だかの国語以来かな。読んでよかった。

イイ人もワルイ人いろいろいるけど、結局皆自分勝手だなぁと最近思ってるんだけど、志賀直哉の小説を読むとやっぱそうだよなと改めて思う。それが人間なんだなと今さらながらに思う。
登場人物がわがままな人ばかり、というのではなく、それぞれが皆相手のことを考えてるんだけど、でも一人で、なんだよね。誰かに伝えたいのかもしれないけど、伝えきれない。

なんて今の自分の思いを投影しつつ読めるのが、日本文学全集に載ってる短編小説のよいところかな、と思います。
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