16世紀ヨーロッパ(というかイギリス)を舞台としたRPGです。
どちらかといえば、当時を忠実に模した感じだと思います。だから、戦士や魔法使いがパーティを組んでモンスターと派手な戦闘を繰り広げて強力なマジックアイテムを手に入れる、といった派手な冒険(戦闘)は期待できません。地味なロールプレイがメインです。
背景世界の地理や歴史、文化などの説明がこの『混沌の渦』一冊では不十分です。欧米人にとってはこれで良いのかもしれませんが、日本で翻訳されて紹介されるとなると、物足りなさを感じずにはいられません。
ルールの説明はいいとしても、これから、どうやって具体的にシナリオを作って冒険を進めるのか、よっぽど熟練のマスター(とプレイヤー)でないと遊べないと思います。
汎用RPGルールとしても拡大使用しやすい、というのも分かりますが、ホラーならホラー用の、SFならばSF用の専用RPGがあるわけですし、最初から汎用RPGとして作られたものまで出ているので、それならば、16世紀イギリスを舞台としたサンプルシナリオなどをもっと充実させた方が良かったと思います。