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5つ星のうち 5.0
よく愛唱される木下牧子の「夢みたものは・・・」と「鴎」,
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レビュー対象商品: 混声合唱 夢みたものは (1129) (楽譜)
この曲集に含まれる「夢みたものは・・・」と「鴎」のどちらもア・カペラの平易な曲です。音域は何のムリもなく、合唱を始めた人でもすぐに歌えるのが、好感を持って愛唱されている理由だと思います。少し練習すれば歌えて、それが魅力的なハーモニーを生むとしたら、多くの共感を呼び、感動を生むのは間違いありません。全国の大学や一般の合唱団で愛唱されている魅力は、そこにあると思います。 またアンコールピースとしても「夢みたものは・・・」や「鴎」が歌われています。演奏会のラストでの合唱団員の胸に満ち溢れた達成感と幸福感は、ホールにいた全ての聴衆にも共感をもって広がります。 「夢みたものは・・・」の詩は、天才詩人と呼ばれた立原道造によるものです。23歳の時の作品で、翌年病気のために亡くなっています。そんな彼の人生を思うとこの歌詞の重みが理解できます。50小節、2分強という短い音楽ですが、立原道造が描く風景とともに和声が変化していきます。曲の成り立ちやお披露目が祝婚でしたし、詩の内容も愛を歌っていますので、まさしく現代の祝婚歌のような性格を持っているのかも知れません。 三好達次の詩そのものが持っている音楽的なリズムを損なわずに作曲された「鴎」では、詩に込められた情感を自然に表現した旋律とがうまく溶け合っています。木下牧子の音楽は格調高く、無限の広がりをもち、伸びやかに展開しています。 なお、この曲集に含まれている「秋風」はア・カペラで、「おにのおにぎり」「幼年」「ほのかにひとつ」はピアノ伴奏付きです。これらの曲を歌う時、合唱の世界に関わってきた幸せを感じます。
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