死後13年。作家と編集者という間柄を超え、「村松友視」のみた「吉行淳之介」の姿とは・・・。
「ダンディズム」とは、決して「カッコいい」ものではない。時には「不様(ぶざま)だったり」「情けなかったり」「みっともなかったり」「苦しかったり」するのだ。自分の「生き方」貫いていく。それが「ダンディズム」なのだ。「見かけだけを装った」最近流行りの「チョイ悪」とは「似て非なるもの」だと私は、思っている。
鬱を患い、アレルギーと戦い、片肺を摘出し、肝臓を蝕まれ、右目の水晶体を移植し・・・そして最後に肝臓癌の告知をした医師に対して一言。
「シビアなことをおっしゃいますなぁ」
(あの)内田裕也に「“フリオ・イグレシアス”のナタリーを歌わそうとして(オイオイ!)」殴られそうになった時のセリフも良い。
「あれ、その目はオレを殴ろうかと考えている目だね。うん、殴ってもいいよ・・・だけどさ、殴ったらオレ」
といって間を置き、
「殴ったらオレ・・・死んじゃうよ」
そう言って笑った。
「柔らかく」しかし「強く」生きる。それが「ダンディズム」というものではないだろうか
「白洲次郎」の域には死んでもなれないが、「吉行淳之介」には、もしかしたらこの俺も・・・と思わせてくれる。まぁ、実際にはやっぱり死んでもなれないのだが(笑)。
「ぐにゃぐにゃ根性」に乾杯。