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淳之介の背中
 
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淳之介の背中 [単行本]

吉行文枝
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

吉行淳之介の背中は猫背だった。その背中を愛おしく抱きしめた妻・吉行文枝が淳之介との暮らしを、重い口を開いて初めて語る書下しエッセイ。秘蔵の写真多数収録。

内容(「MARC」データベースより)

吉行淳之介の背中は猫背だった。その背中を愛おしく抱きしめた妻・吉行文枝が、淳之介との暮らしを重い口を開いて初めて語る書下ろしエッセイ。秘蔵の写真多数収録。

登録情報

  • 単行本: 145ページ
  • 出版社: 港の人; 四六判版 (2004/6/1)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4880083186
  • ISBN-13: 978-4880083186
  • 発売日: 2004/6/1
  • 商品の寸法: 18 x 13.4 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 459,218位 (本のベストセラーを見る)
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30 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Tochitli トップ500レビュアー
形式:単行本
私はこの女性に関して好印象を持っていなかった。妻の座にしがみつき、愛する人を一番苦しめていた、そう思っていた。しかし幼い子を残し、夫が他の女性に走る、という事はどういう気持ちであろうか、そして、被害者であるはずの自分が多くの人から批判にさらされるのはとてつもなく辛いことであろう。
吉行淳之介氏は本当は優しいのではなく弱い人なのだと思う。誰も傷つけたくないからこそ、皆を傷つけてしまう。しかし誰も彼を責めない。責められるのは彼を愛した女性達である。
彼は捨てた妻にも優しい、だから彼女は彼を忘れられない、彼女にとって「吉行淳之介の妻」であったことが全てであり、それだけで生きてきたようにすら感じた。
彼女は彼の思い出をたぐりよせ、最後の一滴まで愛された過去を絞るようにこの本を書き(実際は語ったものをまとめたようだが)、この本を出版したのは「吉行淳之介の妻は私一人である」という事を回りにみとめさせたかったその一念につきると思う。
この本は、彼が彼女のもとを去り、「あじさいの女(あえてそう呼んでいる)」のもとに行ったところで終わっている。彼女はその後幸せを感じたことがあったのだろうか?過去だけを振り返り生きていくのはあまりにも切ない・・・
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
故吉行淳之介の夫人、吉行文枝が長年の沈黙を破った語りである。吉行に出会って一緒に暮らすようになってからのことが、短編と同タイトルでエッセイ風にまとめられており洒落ている。しかし、一般の吉行ファンが長年知りたかったのは、既に宮城まり子という公然のパートナーがいるのになぜ離婚せずに正妻の座にしがみついていたのかということだろう。この本は、そのような読者の疑問を裏切るような形で答えを明かしてくれる。若き日の吉行淳之介・文枝夫妻の写真も掲載されている。吉行ファン待望の一冊。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By tosainu
形式:単行本
夫の吉行淳之介を宮城まり子に奪われた女性の回想録。著者の立場から言えば、怨みつらみが籠った呪いの書になっていても不思議はないが、内容はあくまで淡白である。自分は前から吉行淳之介と澁澤龍彦の間にいくつかの共通点を感じていたが、吉行も澁澤と同じように妻から「おにいちゃん」と呼ばれていたことを本書で知り、さもありなんという気がした。同じ意味で、本書は矢川澄子著「おにいちゃん」の吉行版といえる。
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