総ページ数は206で,偶数ページつまり左ページに説明文があり,奇数ページは写真が載っている.写真のほとんどは,海洋研究開発機構が撮影したもので,カラーだ.1,000円という低価格にも関わらず,写真の質が高いのには驚いた.おまけに,写真のページには濃青色の紙を使っており,それが深海生物の写真を引き立たせ,しかも目にやさしい.
「伊豆半島東方沖の初島ステーションに設置されたビデオカメラ」や「深海探査機に搭載されたビデオカメラ」で撮影された映像を使って,深海魚やナマコのゆったりとした動きを紹介していて,その動きは実に優雅だ(彼らは必死だったりするのだが).本書で紹介されている深海動物のいくつかは,なんと新江ノ島水族館で飼育しているという.また,深海底の動物たちの残した痕が,化石になって三浦半島の海岸に出ているという.特撮の格闘シーンでおなじみの海岸だ!
この本を片手に,三浦半島を回って江ノ島に行けば,深海を旅行した気分に浸れるかもしれない?!.関東地方の人には,お買い得の本だ.