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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
地元を描いた名作二品,
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レビュー対象商品: 深沢七郎集〈第3巻〉 (単行本)
『笛吹川』も『甲州子守唄』も深沢七郎の地元が舞台です。時は、前者が戦国時代、後者が大東亜戦争前後です。『笛吹川』:当作品をはじめて読んだ時は『楢山節考』をはじめて読んだ時とはまた違う驚きをおぼえました。長編作品のストーリーテラーとしての凄さを著者に感じました。こうまで主人公とおぼしき人物の立て続けに死ぬ作品は、わたくしにとってはじめてでした。たたただもう驚きました。それでも(聞くところによりますと)まだこの作品あたりまでは古参作家の武田泰淳に、作品の出来について感想をもとめ、お伺いをたてていたようです。この作品を見せた時、古参作家は「もうわたしに見せなくてもいいでしょう・・」と新人に述べたそうです。(わたくしが思うに)古参作家は脂汗を額に浮かべつつ言葉を発せざるを得なかったのではないかと思われます。 『甲州子守唄』:『笛吹川』が命の無常であることを主人公であるとするなら、こちらはお金の無常であることを主人公とするような作品です。 作品の内容をチョッと種明かししてしまいましたが、アラスジをしっかり聞いたとしても、感動の薄れるような脆弱な作品ではありません。 どうぞご覧くださいませ。
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