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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
青春群像・演劇界(但し1960年ころの),
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レビュー対象商品: 深沢七郎集〈第2巻〉 (単行本)
「ろまんさ」「東京のプリンスたち」:若い人、また若い人たちをあつかった青春群像ともよぶべきものです。時代背景の違いはもちろんありますが、今日でも若い人の基本的な心情は変わらないのではないかと思います。「たむろする」わかい人の心情をわたくしはよくわからないのですが、少しわかったような気がいたします。「千秋楽」:若い売り出しはじめたコメディアンが師匠の代わりに大きな劇場に出演するようになり、そこの小さな楽屋で共になった芸人たちとの交流、メインの出し物に出演する「はだか」の女たちや師匠夫人とのやりとりが記されています。深沢氏の実際の経験が土台になっているのでしょう。ステージで生きる人々の嫉妬やらなにやら伝わってまいります。 古い作品ですが古さを感じさせないところがすばらしく思います。ちょうど野間宏の『青年の環』を読み始めたのですが、文体にしろ描かれている世界にしろ、そこに古さを強く感じてしまいます。『青年の環』はウルトラ長編小説で、当時の世相、文化、もろもろが、これでもかこれでもかと詳述されているからということもあるのでしょうが・・こちらはほどよい長さで纏まっているからということもあるのでしょうが・・、深沢の作品の方が読みやすく、より読み継がれていくように思います。
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