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深沢七郎コレクション 転 (ちくま文庫)
 
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深沢七郎コレクション 転 (ちくま文庫) [文庫]

深沢 七郎 , 戌井 昭人
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

「転」の巻は、エッセイを中心に。「生態を変える記」「庶民烈伝序章」「流浪の手記」「ゲコの酌」「夢屋往来」「秘戯」などを収録。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

深沢 七郎
1914年山梨県東八代郡石和町(現笛吹市)生れ。旧制日川中学校(現山梨県立日川高等学校)卒業。1956年『楢山節考』で中央公論新人賞受賞。その作品は文壇に大きな衝撃を与えた。1960年に発表した『風流夢譚』がもとで中央公論社社長宅が右翼に襲撃される事件が起こったため、一時筆を折り各地を放浪。その後、『流浪の手記』を発表して復帰。1965年、埼玉県南埼玉郡菖蒲町に「ラブミー農場」を開き、以後そこに住んだ。1987年心不全のため没

戌井 昭人
1971年東京都出身。鉄割アルバトロスケット主宰。『まずいスープ』で芥川賞候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 450ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2010/12/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4480427856
  • ISBN-13: 978-4480427854
  • 発売日: 2010/12/10
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By Gori トップ500レビュアー VINE™ メンバー
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随筆集である。
深沢七郎は、バランスの取れていない作家である。
中に収められた「我が享楽の人生の道」の中にもこうある。
「私は間の抜けた神経だった。『トロイ』とか『にぶい』感覚だった。妙なことに
 その反対なときもあって、ときどき、『頭がいい』などとも思われることがあった。
 これは神経質なときがあるからだろう」

だから並べられた絵性もひとつの色には染まっていない。どれもこれも深沢七郎色なだけである。
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By mozartfan トップ500レビュアー VINE™ メンバー
 エッセイ中心に編集されたこの巻には『庶民烈伝』が収録されている。アレ?『庶民烈伝』は小説と思って読んだものだが。けれども、読み返してみると、小説ともエッセイともつかないものであった。だいいち「列伝」ではなく、「烈伝」であるところが、小説的といえば言える作為である。エッセイとも小説ともつかない作品を書く深沢七郎は田中小実昌と似ているのであった。巻頭に収録されている「生態を変える記」に、「私が気がついたことは、勿論悪人たちの集団に入っていることは出来ないのだが、私は善人たちの仲間入りも出来ないのである。どんな善意の集合へも入っていられないのである。私はひとりだけがいいのだ」という言葉がある。これこそ深沢のキイ・ワードだと感じた。
 まったく深沢七郎は関節がはずれたようなひとである。こんな人にかなうひとはいない。「滅亡対談」がよく似合うわけである。
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