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深川澪通り燈ともし頃 (講談社文庫)
 
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深川澪通り燈ともし頃 (講談社文庫) [文庫]

北原 亞以子
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

江戸で5指に入る狂歌師となった政吉は、野心のあまり落ちこぼれて行くが、唯一救いの燈がともっていて……。幼い頃親を失ったお若は、腕のよい仕立屋になれたが、1人の心細さがつのる時は、まっすぐに深川澪通りに向って……。辛い者、淋しい者に、無条件に手をさしのべる木戸番夫婦を描く、傑作時代長編。

内容(「BOOK」データベースより)

江戸で五指に入る狂歌師となった政吉は、野心のあまり落ちこぼれて行くが、唯一救いの燈がともっていて…。幼い頃親を失ったお若は、腕のよい仕立屋になれたが、一人の心細さがつのる時は、まっすぐに深川澪通りに向って…。辛い者、淋しい者に、無条件に手をさしのべる木戸番夫婦を描く、傑作時代長編。

登録情報

  • 文庫: 468ページ
  • 出版社: 講談社 (1997/9/12)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062636093
  • ISBN-13: 978-4062636094
  • 発売日: 1997/9/12
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 334,362位 (本のベストセラーを見る)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By くま
形式:文庫
『無条件の愛』といっておかしければ、『無条件の同情』というものはあるのかもしれない。いや、『同情』ではない。でも「無条件」なのは確かだ。この夫婦にあるのはどういう想いなのだろう。

深川澪通りの木戸番夫婦の『この人に会えさえすれば』という政吉のお若の気持ち。今の深川よりももっと縦横に川があって、いくつもの橋を渡って、この夫婦に会いに行く気持ち。それは一言で言えば『ここにいてよかった』という気持ちなのだろう。単純だけれども、現代にそう言う場所はあるだろうか。『この夫婦が奇跡だからた。小説だからできるんだよ』というかもしれない。しかし政吉もお若も奇跡を起こすわけではない。夫婦に会うから何が変わるわけでもない。ただ、何かしら決定的な悲劇がこの夫婦がいたおかげで回避できたのかもしれない、と私たちがかってに思うだけだ。

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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
江戸人の心境 2000/11/8
By カスタマー
形式:文庫
この本が私みたいな外国の人にとって大変役に立つ。まず、英語で書いてある江戸の生活についての本がまずあまりない。それに、北原さんの分かりやすくて、心のしみる書き方の為本を読まずにいられない。

日本で私が東京にしか住んだことがないので、その東京ーいわる”江戸”-をもっと理解するのにこの本がどれほど役に立ったか言葉でいえない。昔の人が大事にしたことが現代人と少しも変わったいないことがよく分かった。例えば、金、出世、愛、死についての考え方が今も変わっていいない。

最後に、こういう虚構の物語が面白くないと意味がない:この点につぃても北原さんがさすがに読者が同情できる人物を見事に作った。 機会があれば、是非この本を読んで見て下さい。

このレビューは参考になりましたか?
1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
深川や両国の資料館に行くとこの小説の世界そのままの情景が再現されていますが、話にでてくる狂歌の名前も確か実在の名前のはずです。この人の小説には(生意気な言い方ですが)江戸の風俗文化などかなり忠実に描かれているのではないでしょうか。それひとつをとってみても読み応えがあります。木戸番小屋は、資料館でも観られると思いますが、とても狭くてそこに、前身があれほどの夫婦が(ここはまだ内緒ですね)ここで暮らし、地元の人となじみ、面倒をみ、ささやかながらできるだけ楽しく過ごしていこうとしている様子は、これを悲しいときに読むと、心からほっとします。こんな夫婦、虚構だよねと思うかもしれませんが、いえいえ、今の世でも、
ちょっとだけ親切な人、ちょっとだけ面倒見がいい人、何もできないけど本気で心配してくれる人、少しずつのいい人たちは回りにいますよね。木戸番小屋の夫婦はそれを具現化したものではないでしょうか。理屈ぬきに、この本とこの世界を体験できる自分がいれば幸せだとかんじられる、いい小説だとおもいます。
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