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深川にゃんにゃん横丁 (新潮文庫)
 
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深川にゃんにゃん横丁 (新潮文庫) [文庫]

宇江佐 真理
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

お江戸深川にゃんにゃん横丁。長屋が並ぶこの場所は、その名のとおり近所の猫の通り道。白に黒いの、よもぎにまだら。愛らしい猫たちがあくびをしているその横で、雇われ大家の徳兵衛は、今日もかわらず大忙し。悲しい別れや戸惑いの出会い。報われない想いや子を見守る親の眼差し―。どんなことが起ころうと、猫がニャンと鳴けば大丈夫。下町長屋の人情溢れる連作時代小説集。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

宇江佐 真理
1949(昭和24)年、函館市生れ。函館大谷女子短期大学卒業。’95(平成7)年「幻の声」でオール讀物新人賞受賞。2000年『深川恋物語』で吉川英治文学新人賞、’01年『余寒の雪』で中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 329ページ
  • 出版社: 新潮社 (2011/2/26)
  • ISBN-10: 4101199256
  • ISBN-13: 978-4101199252
  • 発売日: 2011/2/26
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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By 夢追い虫 トップ1000レビュアー
形式:単行本
必ず一匹や二匹の猫を見かける小路、「にゃんにゃん横丁」が舞台。
ここで暮らす人たちの人間模様は今を生きる私達にはちょっとうざいかもしれないけど、
これこそが「ご近所」のあるべき姿なのではないでしょうか。
誰でも一人では生きていくことはできない。
誰かに支えられて、そして支えながら生きていることをしみじみ感じます。

あくまで猫は主役じゃなく、ここに暮らす人たちのそばに寄り添っているだけ。
でも、その微妙な距離感がいいんだよなぁ
猫ちゃん達、立派に作品の重要なスパイスになってますよ(^_^)

人の温かさと猫ちゃん達ののんびりとマイペースな姿に読んでてほのぼのしました。
自分じゃない誰か(何か)の存在の大きさを改めて実感する作品です。
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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
今の東京では、「傘かしげ」どころか、傘を盾にして突進してくるような人ばかり。みんな前ではなく、手元のケータイを見ながら歩いている。
そんな現代に生きるのが疲れた時、ほんわかと懐かしく、今より少しばかり不便でも、おりゃこっちに住みたいよ、人の情ってもんがあらぁ…と思わせてくれるのが、宇江佐さんが描く江戸のひとびとの暮らし、かも。昔っから知った顔ばかりで、家族以外に家族同様の大切なひとたちがいて…傍らにはちんまりと、猫たちもいる。
宇江佐さんの連作ものは、必ず最後に悲しい別れがあったりして、それがぽっちりと、悲しいのですが。
それにしても、「香箱をつくる」って言葉、恥ずかしながらこの本で初めて知りましたが、良い言葉ですね。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
深川にある裏店の雇われ大家の徳兵衛を中心に、近所に住む人たちにまつわる話が、6話からの連作となっています。この周辺は猫が多く、“にゃんにゃん横丁”とよばれるくらいなのですが、猫が人様の話にうまく絡まってきて、特に最終話は、にゃんにゃん横丁ならではの終わりかたでした。
「香箱を作る」では、これは猫のある仕草を例えると知り、ちょっと勉強にもなりました。また「雀、蛤になる」は、一茶の句≪蛤になる苦も見えぬ雀かな≫を引き合いにだしながら、それをうまく練り上げた話で感心しました。
単行本の装丁や挿絵も小説にほどよい彩りを添え、短編集としても私好みの作品が多かったです。とくに最初の話は、途中で泣けてくるくらい心に響く人情話で、ここで一気に、この小説に引き込まれてしまいました。
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