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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
訳アリな店の主人と織り成す現代の人情物,
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レビュー対象商品: 深夜食堂 5 (ビッグコミックススペシャル) (コミック)
深夜にしか営業しない、繁華街の一隅にある食堂にてそこに集まる一癖も二癖もある客たちが これまた訳アリな店の主人と織り成す現代の人情物。 店には豚汁定食以外の固定メニューは無く、 「あとは勝手に注文してくれりゃあ、できるもんなら作るよ」という方針で 必要以上に人の事情に立ち入らないという意味では一見ドライに、 しかし仄かに暖かく営業している。 個々のエピソードは一貫して店の中でしか展開しない。 しかし「食にまつわる想い出」を持たない人間がこの世に居る訳は無く、 一人ひとりの過去が様々なメニューとともに立ち現れ、 赤の他人にも本音をポロリと出し易い深夜という時間設定も相まって 郷愁に満ちた豊穣な舌の上の小世界が毎話展開する。 本巻はその第五巻。ミートソース・クリームシチュー・カレーうどんと 置き去りにされてきた真の昭和がここにはある。 僅か10ページながら、冒頭の麻婆豆腐のエピソードは 二つの人生が巧妙にクロスする珠玉の出来。 伏線の張り方と不意打ちのラストには舌を巻くしかない。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
とにかく誰かと一緒に食べたいの,
By 悪魔信者“妖怪チグリモ” (大阪府東大阪市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 深夜食堂 5 (ビッグコミックススペシャル) (コミック)
今の世の中、食べることに困るということはまず無い。何か食べたければ、コンビニに行けば、たいていのものは揃っているし、結構遅くまで営業しているスーパーなら、深夜でさえもプチ贅沢ができる。にも関わらず、家に缶詰と白ご飯さえあれば事足りるようなものをわざわざ注文するお客が来たり、自分ですぐ作れる、キャベツを塩昆布で和えたものなどをお金を払って食べる客が来たりする。 この人たちに共通しているのは、「一人で食べても美味しくない」「とにかく誰かと一緒に食べたいの」という気持ちなのだ。 話は一転するが、拒食症の人でも、コンビニのいなり寿司には手をつけなくても、誰が握ってくれたかがはっきり分かるおにぎりだと、涙をこぼしながら食べることがあるそうだ。人は、それほど人のぬくもりを欲している生き物なのだということだろう。 それを非常に物語っているのが、本書の第67夜(話)の「クリームシチュー」だ。自分の風俗好きが原因で妻と別れた男が、クリームシチューを美味しそうに食べている客達を見て、物憂げな表情をしている。クリームシチューは、寒い日に一家団欒で食べるというCM効果がそうさせるのだろう。 そんな寂しい人や疲れている人、失恋して傷ついている人たちに、ここの店主は言葉少なげにそっと見守ってくれる。非常に人間味溢れるストーリーに、私はすっかりハマッてしまっている。 ところで、残念な話だが、今秋ドラマ化したにも関わらず、第10話で最終回となってしまう(もしかしたら、関西圏だけ?)。せっかくお気に入りだったのに。また再開してくれないものだろうか・・・・・・。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
うっかり読むと、隙間に入り込まれちゃいます。,
By fumi5150 (長野県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 深夜食堂 5 (ビッグコミックススペシャル) (コミック)
色んな生き方があって、色んな食べ物があって、 色んなエピソードがついて回る。 そこにさりげない優しさや思いやりが効いてきちゃうと 涙が止まらない瞬間があります。 それでも人間はご飯を食べるし、 それでも明日はやってくる。 町の片隅に飯屋のちょうちんは 今日も寂しそうに、あったかそうに 灯をともしているんだなぁ。 ロマンチックです。大好き。
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