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深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)
 
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深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫) [文庫]

沢木 耕太郎
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

アンカラで〈私〉は一人のトルコ人女性を訪ね、東京から預かってきたものを渡すことができた。イスタンブールの街角では熊をけしかけられ、ギリシャの田舎町では路上ですれ違った男にパーティーに誘われて。ふと気がつくと、あまたの出会いと別れを繰り返した旅もいつのまにか〔壮年期〕にさしかかり、〈私〉は、旅をいつ、どのように終えればよいのか、考えるようになっていた。

登録情報

  • 文庫: 247ページ
  • 出版社: 新潮社 (1994/05)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101235090
  • ISBN-13: 978-4101235097
  • 発売日: 1994/05
  • 商品の寸法: 15 x 11 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫|Amazonが確認した購入
旅にも幼年期、青年期、壮年期、老年期とあり、この巻では壮年期にあたる部分を描いている
確かにエネルギッシュに前へ、前へというよりは、何か心の隙間を埋めるように、それを
求めて前へ進んでいる印象を受けました。

個人的にはトルコ編はほのぼのとしていていいなぁ〜と思います。香港のスターフェリーも
いいですが、こちらのアジアとヨーロッパを往復するフェリーは本当に羨ましいなと、、、
朝起きて、朝食を食べ、散歩してから食料を買いフェリーで風に吹かれぼーっとして、また
帰ってくる、たったそれだけの事がものすごく贅沢に思えてくる。

ギリシャ編では、スパルタの廃墟で出会った老人の件が感慨深いですね。年をとって好奇心
が磨耗しても人とだけは関わりたいというのがやっぱり素直な所なんだろうなぁ、、、
散歩してたらいきなりバースデーパーティーに誘われる件も、読んでて癒されます。やっぱ
人と人との繋がりはいいなと。

地中海からの手紙の章では、今までの旅の事をなかば自棄になって顧みてたりしますが、ほ
んと人生の壮年期と同じですよね(笑)。

最後にいったい何を得るのか、次の巻が楽しみです。
このレビューは参考になりましたか?
19 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 紅絹
形式:文庫
 この「深夜特急」シリーズは、全巻どれも気に入っていて、何回も読み返しては、自分もいつかこんなルートで大陸横断してみたいと憧れるのですが、特に私が気に入っているのはこの五巻目の旅です。

 一巻目のマカオや香港の旅から伝わるエネルギッシュさや、一方で六巻目のいかにも旅の最終章にふさわしい、ヨーロッパ大陸の先まで辿り着いた著者の感慨深い思いもいいのですが、しかし、この五巻目に描かれていたギリシャやトルコの人々との交流には、一番胸にじんわりと来るものがありました。

 国は違う者同士だけれど、言葉を交わさなくても、ただニコニコしているだけで十分気持ちが通じ合っていた時間・・・そんな時間がもてる場所は三十年近くたった今も向こうにはあるのだろうか、それを探すために自分も旅行してみたい、そんなことを思わせてくれる章でした。

このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sasabon #1殿堂 トップ10レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
巻末の高田宏さんと筆者の対談でも語られていますが、26歳の時に旅をして本書を書いたのが、その17年後ということです。エピソードは全て青年期のものですが、書き手の感性は壮年に突入しているわけで、そこのギャップが作品のトーンに微妙に影響を及ぼしています。

旅の始めに遭遇した香港やマカオでの熱を帯びた行動と感覚が少し穏やかになっています。数か月の旅の間に、異国での生活が慣れてきたという説明だけでは収まりのつかない変化だと感じました。歳月が経つにつれ、本来強烈だった印象も少し客観的に眺めることができますので、その要素も本書には含まれているのでしょう。

66ページに筆者の壮行会を建築家の磯崎新と彫刻家の宮脇愛子夫妻が催したと書かれています。この二人との交友も気になりますが、それ以上は書かれていませんでした。その愛子夫人から頼まれたトルコにいるゲンチャイさんへの届け物のシーンは、この旅の中でも異色であり、そこには目的がありました。放浪の旅もまた目的を帯びることがあるのです。
そのあたりから他者との係わりの記述が少しずつ増えています。

アメリカでの生活をおいて、ギリシャのスパルタへ移ってきた老人も人との関わりを求めているようでした。地中海のフェリー・ポセイドン号での亜麻色の髪の女性もまた孤独から逃れるように筆者との関わりを持とうとしています。夢か現かでの会話も人生を旅に置き換えた場合、象徴的なやり取りだと受け取りました。李賀の「飛光飛光 勧爾一杯酒」の言葉にも過ぎゆく時への惜別の情があるように感じました。

旅の終え方に少しずつ話が向かっていますが、人生の終着と同様ならば、旅の終わりは誰にも分からないと考えますが・・・。
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最近のカスタマーレビュー
旅のバイブル
さすが沢木功太郎納期の問題を除いては本当に楽しい。旅のバイブルとしてポッケッとに入れ旅に出たい。
投稿日: 28日前 投稿者: 砂の器
心を残しておいて先へ進む
ある意味この巻で彼の「旅」は終わっています。
唯一の合わなければならない人物ゲンチャイと巡りあい、... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: 黒連星
トルコ
沢木氏の本は臨調感があり、吸い込まれて読み終わります。
投稿日: 2010/2/11
転換点。
『深夜特急』は、どの巻から読んでもいいと思う。自分が最初に通読したのは、この五巻だった。... 続きを読む
投稿日: 2009/12/18 投稿者: ボヘミャー
一気に読みました。
ケーブルテレビの再放送で深夜特急を見て、原作を読みたくなりました。異文化を前向きにとらえる味わいのある文章、1巻から6巻まで一気に読みました。これを読んで遠くへ旅... 続きを読む
投稿日: 2009/9/22 投稿者: EPI
予定を立てないということ
... 続きを読む
投稿日: 2009/6/21 投稿者: ぬらりひょん
飛光飛光
オリジナルは1992年10月リリースの『深夜特急... 続きを読む
投稿日: 2009/5/16 投稿者: voodootalk
ヨーロッパへの旅
アジアからヨーロッパへと移動して行きます。
トルコとギリシャの旅ですが、アジアからヨーロッパへと街のようすが変わっていくのが分かります。... 続きを読む
投稿日: 2008/3/1 投稿者: たつた
ヤース!
確かに彼にはテレビも新刊本も不必要だったろう。しかし、彼もまた人だけは必要としていたのではなかったか。... 続きを読む
投稿日: 2007/10/25 投稿者: ハモニカ
東洋と西洋の境目
この巻になると、旅の終わりを意識した著述が多くなり、

旅の向こう側に何があるのかを知りたくなってくる。... 続きを読む
投稿日: 2007/4/13 投稿者: tabopapa
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