志水先生の中期?の代表作です。
内容は、主人公である「依頼を受けて人間を目的地まで逃がす」男が、御馴染みの北方の大国の極秘資料に絡んだ元自衛官を国内より脱出させようとしますが、政府や大国の思惑によって、警察に追われ、謀略と裏切りの迷路へと入り・・・。
本書の一番のオススメは、小道具の描写です。特に印象深いのは、逃走用に使われるフォルクスワーゲンゴルフとピース(煙草です)。追跡者から逃れる為にこのVWゴルフが使われるのですが、コンパクトな割には頑丈で、幾度と無くピンチを切り抜けます。そして、ピースの甘ったるい香り。
小生はこの本の影響で、最初に買った車(中古車ですが)は、VWゴルフでした。ピースはやはり甘ったるくて吸えませんでした、いやその前に、まだ20歳前でした!残念ながら、ゴルフは購入後3年程で廃車、同時に小生も社会人になり、晴耕雨読の学生読書生活も終了しました。
もう、あのゴルフは無いけど、今は吸えるかな、あの甘い香り・・・。