タイトル通り、100本の映画を紹介する本ですが、全体のページ数は200ページ余り。1映画2ページずつ、1ページが映画の画像とスタッフ、出演者やあらすじなどの情報、もう1ページが淀川さんの解説となっています。取り上げている作品は風とともに去りぬのような世界的な超大作からイラン映画まで、ジャンル、年代、国籍の幅広さに驚かされました。
解説は淀川さんの喋り口調をそのまま活字にしたような感じで、とても温かみがあります。解説の内容としてもただあらすじを追ったり、ここが面白いなどという話はあまり無く、監督の意図や作品の意図を説明することに重点が置かれていて、作品を見る上でとても参考になります。
その一方で、「この二人の関係性はホモを感じさせます」「この方はホモなんですね」など、偏ったところにこだわって言及しているところが微笑ましいです。ただ、生前淀川さんが大好きだった『シュワちゃん』の作品は一作も取り上げられていません。