涼宮ハルヒのキャラクターソングシリーズ第8弾。遂に男性キャラのリリースです。ラインナップも行き着く所まで行き着いたという印象ですね。こだわりもここまで徹底してくれるならもう拍手モノです。
古泉一樹のキャラクター、外見上は穏やかな微笑を絶やさないハンサムフェイス。SOS団副団長にして表向きはハルヒのイエスマン、その実、影の企画プランナーでありトラブルシューターと言うどちらかというと縁の下の力持ち的な存在です。そしてもう一つ大きな役割としてキョン(及び読者・視聴者)に対する解説役を担っているキャラです。
「まっがーれ↓スペクタクル」はそんな解説役としての古泉の特徴を明確に捉えた楽曲ですね。歌詞ははっきり言ってネタバレの宝庫。途中に挿入される長門有希、朝比奈みくるの台詞も含め、「涼宮ハルヒ」シリーズの設定部分を曲に乗せて語っている雰囲気です。最初からファン限定のアイテムである事を前提とし、様々なネタを織り交ぜながら、古泉の本音もちょっぴり覗かせる、ファンには嬉しいつくりのキャラソンですね。
小野大輔氏のクールで、ややイケメンアイドルっぽい歌いっぷりも古泉らしさを醸し出しており好印象なのですが、残念なのはオリジナル曲がこれ1曲と言う点。
このキャラソンシリーズ、第5弾まではオリジナル2曲+ソロの『ハレ晴レユカイ』と言う構成だったのですが、6弾以降はオリジナル1曲+各キャラ風にアレンジされた『ハレ晴レユカイ』と言う構成になっています。確かに6・7弾のキャラはややキャラクター性不足と言う印象があり、止むを得なかったのだろうと思いますが、この古泉(勿論次のキョンも)の場合キャラクター性やテーマは豊富に有る訳で、結果、アレンジ版『ハレ晴レユカイ』に様々なネタが詰まり過ぎてしまい、やや散漫な歌詞になってしまったと言う印象です。出来ればもう1曲、テーマを絞ったオリジナル曲を聴いてみたかった所ですね。