いわゆるマーケティングの4Pのうち、プロモーションの部分について昨今の
課題のひとつは、一方的な広告や販促ではなくて、双方向のコミュニケーション
をいかにして取っていくかということがある。
この分野の研究や事例はどんどん新しいものが発表されているが、本書はそれ
らの事例の背景に(昔から)ある理論のフレームワークと理論の歴史の解説であ
る。図表を多く用いて、まずまず分かりやすくキーワードを解説してくれている。
なお、本書は具体的な手法や事例を解説するものではない。
10人以上の執筆者がそれぞれ章を分担して書いているので、内容的にはバラ
バラ感があって、まとまりに欠ける感があるのと、最も期待して読んだインター
ネットを用いたコミュニケーションの章の解説が表面的であっさりして期待はず
れだった。