金融腐蝕列島の完結編・消失についていろんな方が言っています、 長すぎる、不倫の話が多い、人事抗争が何時までも続いてる。 私もその通りだと思います、 でも一読の価値はあるのかなと。中堅ゼネコン鈴木工務店の再建を果たすために、準メインバンクの住之江銀行船場支店長との対決、トバシ・情実融資、運転資金折り返しの停止、工事代金を担保に取るなど、資金の回収に非情に徹する船場支店長との攻防は、リアリティが有っておもしろかったです。 またデフレ不況下で不良債権処理を強行した大学教授出身の竹井平之助大臣と大泉首相への批判も、全くその通りと思います。 大泉首相のパフォーマンスに拍手して応援し、その彼に増税や社会保障の切り捨てを行われた我々国民とは、一体何なんだろうとの思いもあります。中国の台頭の中で国力が落ち始めた日本がこれから何で生きていくか、日本人の行動様式の弱点も含めて過去を見直すことが必要です。バブルを経て落ちて行った金融の一断面を切り取った本書を読んでみてもらいたいと思います。