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消えた王子(下) (岩波少年文庫)
 
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消えた王子(下) (岩波少年文庫) [単行本(ソフトカバー)]

フランシス・ホジソン・バーネット , レナード・ワイスガード , 中村 妙子
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

マルコはラットとともに,秘密組織の重要任務を父からたくされる。「ランプがともった」という決起の合図をつたえるため,ふたりはイギリスからフランス,ドイツ,オーストリア,アルプスなどをめぐる命がけの旅に出る。はたして,伝説のイヴォール王子はあらわれるのか? 壮大なスケールの物語。

内容(「BOOK」データベースより)

マルコはラットとともに、秘密組織の重要任務を父からたくされる。「ランプがともった」という決起の合図をつたえるため、ふたりはヨーロッパ各地をめぐる命がけの旅に出る。はたして、伝説のイヴォール王子はあらわれるのか?小学5・6年以上。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 270ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2010/2/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4001141639
  • ISBN-13: 978-4001141634
  • 発売日: 2010/2/17
  • 商品の寸法: 17.9 x 12.3 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 108,183位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本(ソフトカバー)|Amazonが確認した購入
「小公子」「小公女』「秘密の花園」のバーネットの最後の児童文学です。500年前の「消えた王子」の言い伝えのあるサマヴィア国は架空鵜の国ですが、主人公のマルコの暮らすイギリスのロンドンの下町も、ラットと2人で旅するヨーロッパの町々も実在の場所です。その実在感の中で、マルコの家族が大きな秘密を持っている事を感じさせながら進んで行くストーリー。最後まで秘密を読者に明かさないストーリー展開はバーネットらしい冒険ファンタジーです。今回の新訳はお勧めです。大人もドキドキと楽しかったですよ。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
無事穴倉から抜け出せたマルコはラットとともに各地の秘密組織に決起を促す合図を伝えるために世界へと旅出ちます。パリ、ミュンヘン、ウィーン、アルプスの山々をを巡り、「ランプがともった」と伝えていきます。途中でマルコを襲ったスパイに出くわしたり合図を送る機会を待ったりと苦労と辛抱とに耐え、合図の伝達者としての仕事を果たして行きます。そしてサマヴィアでの仕事を終え、ロンドンに戻ってきたマルコとラットに待っていたのはステファンではなく「待て」という指令でした。するとサマヴィアで新国王が即位したというニュースが届くと、やっと父から手紙が届きサマヴィアに行くことになります。新国王とステファンに会えることにマルコとラットはうれしさがこみ上げてきますが...
すべてをサマヴィアとその人民の自由と幸福に献げた人々による「幾多の苦難を通して歓喜を」と言える作品です。また子供たちは大人を見ていろいろ学んでいるのだなと思いました。世の中を良くしていくにはまずは大人から始めなければならない、と考えさせられました。
このレビューは参考になりましたか?
By ロビン トップ1000レビュアー
形式:単行本(ソフトカバー)
 面白かったです。
 
 しかし、上巻の時点で人物造形や語りの上手さに感動し、謎や伏線にものすごくわくわくしてしまったために、結末にちょっと期待をしすぎました。

 下巻はいよいよマルコとラットがサマヴィアのために働き始めるのですが、旅行という物理的な動きがメインになり、人物の描写が少ないので、バーネットの面目がいまひとつ躍如していないように感じます。
 物語の展開としても上巻ほどの波乱や嵐の予感がなく、私が気になっていたラット少年も、完全に信頼できる仲間であるとステファンやマルコに認められ、『ナルニア国物語』一巻「ライオンと魔女」のエドマンドのような弱さを見せて展開に緊張をもたらすこともなく、残念でした。

 エドマンドにしても、『ニルスの不思議な冒険』のニルスにしてもそうですが、登場する子どもの内の誰かに最初は欠点があるほうが、お話に深みが生まれていいと感じます。そこへ持ってきて、ただでさえマルコも出来すぎている位しっかりしている子なので安定感がありすぎ(やはりラットは、『ハリー・ポッター』のハリーに対するロンの役割をしてほしかった、そして上巻にあったような、バーネットの奥深い心理描写を読んでみたかった)、結末もあんまり予想通りにすぎてしまって、拍子抜け感がありました。何となくバーネットは、作中で子どもを成長させるスピードが速いような気がします。
 読み終わって、こうした冒険ファンタジー作品を最後までハラハラドキドキさせながら「終わらせる」難しさを改めて痛感させられました。

 こういう描き方というのはバーネットが、上品で教育的な作品を志向して書く作家だからあえてこうなっているのかもしれませんが・・。しかしラーゲルレーヴも国から「子どものためになる本を」と依頼されて『ニルス』を執筆したのだし。作家のタイプや思想の違いでしょうか。
 ・・そういえばイギリス文学の子どもは、基本的に礼儀正しいというか、きちんとしている子が多い気がしますね。あくまでイタリアのピノキオや、スウェーデンのニルス、ピッピ、ドイツの『飛ぶ教室』の少年たち、アメリカのトム&ハック等と比較してですが。パディントンもハリーも礼儀正しい。お国柄かなあ?執筆の時代背景もあるんでしょうけれどね。『宝島』のスチーブンスンも、「汚い言葉を使わない海賊を描くのに苦労した」と話していたというし、昔は気を使ったのでしょう。最近の作品にはヤンチャな子が多くなった気がします。

 色々分析してしまいました。もっと勉強しないと、バーネット作品の上品さは何に起因しているのかわかりませんね。他の文学好きの方、詳しい方の意見も聞いてみたいです。
 
 
 
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