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消えた女―彫師伊之助捕物覚え (新潮文庫)
 
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消えた女―彫師伊之助捕物覚え (新潮文庫) [文庫]

藤沢 周平
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 文庫: 424ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1983/08)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101247072
  • ISBN-13: 978-4101247076
  • 発売日: 1983/08
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 993改 #1殿堂 トップ500レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
海外ミステリー好きとしても有名だった著者のサスペンス物ともいうべき人気シリーズの1作目です。主人公はかっては凄腕の岡っ引であったものの、妻に他の男と無理心中されたことから、今は彫師として気楽ではあるが、冴えない日々を送っている伊之助。そんな伊之助の元に昔の仲間から居なくなった娘を探してくれとの頼みが舞い込み、いやいや探索するうちに昔取った杵柄が甦ってきて、娘の失踪に仕組まれた謎をしだいにほぐしていきます。
サスペンス性に重点を置いているものの、著者独特の江戸の人々や町の描写は相変わらずであり、また、サスペンス物としても、本格推理小説とまではいかないまでも、一挙に読ませる面白さを持った本です。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By くま
形式:文庫
暮れ六つ(午後6時)「日は町の高いところに移り、木の梢や寺の屋根瓦の端に、昼のかけらのような光を残しているだけで、町のそこには白っぽい日暮れのいろがたまりはじめていた」という秋のある日から始まり、「伊之助は早春の光のなかに立ちつづけた」ところで終わる物語である。その間には秋から冬にいたる季節と江戸の庶民の暮らしと探偵ハードボイル調の伊之助の活躍が描かれている。

かわいそうな女おようと、哀れな女おうのと、一途な女おまさが印象的である。事件は一定の解決を見るのであるが、実は伊之助は1人の別の女のことをずっと探索していたのではあるまいか。彼は「岡っ引をやめてくれない?」と女房のおすみに言われて「バカ言え」と一笑にふす。その後女房は男と無理心中して死んでしまったのである。彼は岡っ引をやめ、その後決して十手を持とうとしない。伊之助はおようを探して江戸深川の小路から小路へ歩きながら、精神を病んだおうの事を調べながら、おまさの愛に戸惑いながら、死なれた女房おすみの本当の気持ちを探す迷路に入りこんでいたのだ。私にはそう思えて仕方なかった。彼に本当に「早春の光」は届いたのか。それは次の物語に書いてあるのかもしれない。

このサスペンス時代小説は本格推理物ではないので、謎解きが物足りない所があるのは仕方ない。少し強引な展開があるので星ひとつ減ったが後は満点。

このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
ストーリーテリングに重きを置きつつも、

細かい描写力で、江戸の暗部を描いた佳作。

伊之助のストイックさが妙に印象に残り、

そのストイックさとラストシーンが織り成す情景が美しい。

ハードボイルド好きな若い人が藤沢周平に入っていくのには最適な書。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
ラストが気に入っています
主人公を彫師にしたのはラストシーンを先に考えていたからか・・・... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: ブリストー
ハードボイルドのお約束…なのかな?
時代劇というよりハードボイルド。
消えた幼馴染を追っていく中で巨悪に立ち向かうはめになっちゃうんだけど、... 続きを読む
投稿日: 2009/10/3 投稿者: アールアイ
ハードボイルド好きは、とりあえず読むべき
内容に関しては、他の方をご参考にしてください。
普通のハードボイルドに飽きている方。
読む本がないと思っている方。... 続きを読む
投稿日: 2009/1/30 投稿者: 竹田翔丸
伊之助登場
元岡っ引の伊之助が、やむを得ない事情から、失踪したある娘を探す為に、江戸下町を駆け回る物語。その展開の巧さに、一気に引きずり込まれていきました。そして過去に苦い思... 続きを読む
投稿日: 2008/1/18 投稿者: jackal
本作も漆黒の闇の中でと呼びたい
伊之助シリーズ第1段。作者の時代小説というと人情物が思い浮かぶが、本シリーズは人生の暗黒面を強調したものとなっている。... 続きを読む
投稿日: 2007/3/2 投稿者: 紫陽花
ハードボイルド!
小説を読んで主人公のイメージは芸能人で言うと高倉健だろうか。... 続きを読む
投稿日: 2005/1/12 投稿者: のびのび太
ぐいぐいと読者を引き込む構成には脱帽!
舞台は江戸時代の江戸と思われる。主人公は元岡っ引のバツ一。適当に仕事を... 続きを読む
投稿日: 2003/7/18 投稿者: mbookdiary
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