出版社/著者からの内容紹介
●本邦初の海鳥の専門書刊行!
海鳥は生涯のうち9割の時間を海で過ごす。一見何の目印もない広大な海において,海鳥はいかにして餌を探し,子育てをしているのだろう。進化と食物連鎖,運動機能と生理,分布と採食行動,繁殖と適応戦略,環境変化に対する応答などをテーマに,海鳥が海洋生活に巧妙に適応してきた不思議を解説する。
日本には海鳥に関する専門書がほとんどない。本書はペンギンはなぜ飛ばないのかといった素朴な疑問から,カモメの飛行とグライダーの意外な共通点やアホウドリの繁殖戦略といった最新の観測技術から得られた新発見まで,さまざまな視点で海鳥研究のおもしろさを紹介する。海鳥を通して見た海はどんな姿をしているのだろうか?
海鳥の驚異的な身体能力と機動性を海洋の特性と関連させて考察していこう。
著者について
綿貫 豊
1959 年長野市生まれ。 1987 年北海道大学農学博士。 1988 年より 1993 年まで国立極地研究所助手。昭和基地でアデリーペンギンの調査を行う。北海道大学大学院農学研究科をへて現在同大学大学院水産科学研究院准教授。
専門:動物の行動生態および海洋生態
受賞歴: 2009 年 Pacific Seabird Group Special Achievement Award, 2009 年日本生態学会大島賞