ミステリアンの科学力が生んだモゲラ。大地を裂き、地中から現われる宇宙ロボット!
細部にまでこだわり、再現された頭部! 
頭部のアンテナは好みの向きに取り付けることができ、さらにドリルは回転させることができる。
また、映画の場面ではほとんど見えない透明素材で作られた顎パーツも忠実に再現している。
宇宙ロボット「モゲラ」を、金色と銀色の金属色とウェザリング(汚し)塗装により表現!! 
全身を覆う金属色により「地球外のメカニック」感を表現。
さらにウェザリング塗装をすることで、地下掘削作業に使用された劇中に登場する本来のモゲラの姿を再現した。
モゲラの特徴的なキャタピラ状の腰パーツが左右前後に可動 
両足の腰パーツがリボルバージョイントで可動し、前進するモゲラのポージングも邪魔すること無く再現できるのだ!
尻尾はブロックごとに分割され、回転させることで自在に可動! 
粉砕した土を射出する尻尾は、根元にリボルバージョイントを組み込み、さらに、ブロックごとに回転させることが可能。
ブロックごとに動かすことで尻尾にも表情をつけられるのだ。映画の中ではほとんど見えない造型をメイキング写真から再現した労作なのだ。
全身に計15個のリボルバージョイントを採用 
全身に計15個のリボルバージョイントを組み込み、シーンの再現はもとより、劇中以上に大きく大胆なアクションポージングが可能となった。
ミニスケールのミステリアンフィギュアも付属 
驚異の科学力を持つミステリアン。そのトップの証である赤いマントを身につけたミステリアン統領のミニスケールフィギュアも付属。
映画の世界観が甦る、専用のディスプレイスタンドが付属 
ディスプレイスタンドはミステリアンの地球占領用前線基地が建設された富士山麓の樹々を表現。劇中のモゲラがここに甦る・・・。
地球防衛軍の超兵器「マーカライトファープ」が付属! 
宇宙の超科学力を打ち破った地球防衛軍の超兵器である光線砲「マーカライトファープ」を細密な造型で再現。
さらにキャタピラの跡まで再現している「マーカライトファープ用スタンド」も付属し、ミニジオラマを楽しめるのだ。
特撮リボルテック史上最大級のボリューム感 
全高145mmに凝縮されたモゲラならではのプロポーションを保った圧巻のボリューム!!
豊富なオプションパーツが付属! 
ミステリアンフィギュア×1、マーカライトファープ×1、マーカライトファープ用スタンド×1、ディスプレイスタンド×1、ネームプレート×1
「モゲラ」について 東宝特撮初の「宇宙」を題材にしたSF映画「地球防衛軍」(原作・丘美丈二郎、脚本・木村武、特技監督・円谷英二、監督・本多猪四郎、1957年)に登場した宇宙ロボット、それが「モゲラ」であった。
ミステリアンの円盤、宇宙ステーション、ドーム基地・・・全てのデザイン画を描き上げたのは、少年雑誌のカラーのメカイラストやSFイラストを描いていた挿絵家の小松崎茂氏だった。(同氏は「モゲラ」も描いたが、その姿は野獣のような地底怪獣だった)
ミステリアンが地中工事で、土を掘らせていた巨大怪獣の家畜という設定だったが、ミステリアンの超科学を実感させるため「ロボットの方がいいのではないか?」という意見が出て、渡辺明特撮美術監督がロボットとしてデザインをまとめあげた。モゲラが両目から発射する熱光線も、地中で固い地殻を溶かし粉砕する岩石破壊用のエネルギー光線で、本来は殺傷用に使われるものではなかった。ゴジラと違って弾丸状に発射されるのも、目標とする岩石に命中させて破壊する光線だったからであろう。
頭上のアンテナをゆっくり回転させ、電波音をさせながら、まるでキャタピラを模したような全身の段付きメタリックボディ、頭部の鼻のようなドリル、粉砕した土を吸いこみ尾の射出口へ運ぶ砕岩器のような(金属管を両端から斜めに切ったようなシェイプがシンプルだが機能的に見える)両腕、うっすらとしか映像では見えない透明パーツの口・・・何ともユニークなロボットだった。
モゲラと遭遇した人々は、巨大なメタリック状の生物と思い、銃や機関銃、迫撃砲、火炎放射器で攻撃をかけるのだ。ところが停止したその怪物を詳細に調べてみると、全身が地球に存在しない合金によっておおわれ、銃弾や大砲の弾丸では破壊できない物質で、しかも電波で操縦されるロボットであることが判明する。空飛ぶ円盤と共に宇宙人ミステリアンが存在を示す前兆となるシーンで、ミステリアンの科学力を地球人に見せつけるトップバッターの役割だった。
モゲラは、まるで金属パーツで作られたようなメタリックフォルムのぬいぐるみが魅力で、特撮リボルテックを動かす時は「ピーッ、ピーッ、ピピピッ」と電波音を口ずさみながら動かすと、ワクワクしてくる。
モゲラはドリルを回し、両手が可動するギミックを仕込んだギニョール(人形)タイプの宇宙ロボットもあり、地球防衛軍の光線兵器マーカライトファープの足元の土を崩し、倒して作動を止めようとする特撮シーンの短いカットで使用され、倒れてくるマーカライトファープをまともに受けて、あわれに壊れてしまう。(やはり戦闘兵器じゃないニブさが出ていて、かわいい感じがする)・・・特撮ファンが「なんだ、あれは!?」とよく笑いながら話す、ある意味名シーンで、前半のかっこよさとのあまりのギャップに苦笑いしてしまうのである。
それでも、日本特撮映画史上初めての巨大ロボットで、ロボット怪獣というイメージは、漫画にもいくつかの影響を与えた。円谷英二特技監督の絵になる特撮画面作りは抜群で、ぜひ特撮リボルテックを高圧線の鉄塔と民家(家の中のムギ球で照明を点滅させよう!)、鉄橋の鉄道モデルの側に置いてジオラマ化してほしい。
オプションパーツとしてこんなオマケが付いていて良いのかと、仰天したのが地球軍の光線兵器マーカライトファープだ。
「宇宙大戦争」の大型光線砲、「モスラ」の太陽原子熱線砲、「サンダ対ガイラ」の陸上自衛隊所属のメーサー殺獣光線車へと続くパラボナアンテナ状の光線砲兵器の東宝特撮第1号で、その精巧な仕上がりに特撮ファンは魅了されるだろう。
マーカライトファープは、原作者の丘美丈二郎氏がミステリアンの熱線兵器に対応するために「どんな金属でも熱線兵器の高温に溶解してしまう。ならば、岩石の結晶構造を人工的に制作して、それを塗装し熱源を吸収して分散、その熱エネルギーを蓄積して、攻撃エネルギーに転換、光線エネルギーとして反射攻撃をかけるシステムにしよう」と考え、水晶(アークライタ)のように見える人工結晶熱エネルギー吸収物質(マーカライト)をパラボナ反射板全域に搭載した光線兵器として、原アイデアを作りあげた。マーカライトファープは丘美氏のネーミングだった。
マーカライトジャイロと共に、マーカライトファープは小松崎氏がデザインした。マーカライトジャイロから空中で射出され、空中で変形しながら戦闘空域のミステリアンドームの近くへ着陸していく。小松崎案では機体後部に操縦席がある戦車のような有人兵器だったが、ミステリアンの攻撃で破壊されるシーンがあり、無人メカへ変更された。さらに、渡辺明特撮美術監督がワイドスクリーンのシネスコ画面に映える宇宙メカニックの香りが欲しいとデザインをリファイン。アメリカの宇宙開発を計画していたフォン・ブラウンが考えていた燃料タンクを船体の周りにぐるりと巻き、強力な噴射ノズル群と月面用の長いキャタピラ付きの脚部という月面探検船のイメージをつけ加え、電波操縦の回るアンテナを足して、マーカライトファープのデザインを完成させた。小松崎茂+渡辺明デザインの特撮メカの誕生だった。
さらに赤いヘルメットと衣装、光線銃を差し込むベルトのミステリアン統領がオプションパーツとして付属していて、SFメカニックを特撮で描く面白さをフィギュアで満喫できる。そんな特撮リボルテックのモデルキットとなった。
(特撮研究家・池田憲章)