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最も参考になったカスタマーレビュー
17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
海洋堂が残したものと残せなかったものについて,
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レビュー対象商品: 海洋堂マニアックス おまけフィギュアブームを生み出した「世界最狂造形集団」の功罪 (大型本)
前作『海洋堂クロニクル』から4年。その間の出来事をまとめつつ、一世を風靡しバブルに湧いた海洋堂は食玩ブームとその終焉、そして自社が進む道について今ではどのように考えているのかを問う本です。内容としては、'03〜05年に著者あさのまさひこが模型・フィギュア誌に寄稿したレポート、インタビュー記事(ただし大幅に加筆修正)、最後に海洋堂企画部部長白井氏との対談という構成です。その中にはこれも海洋堂絡みということで、「国際建築展 日本館」や例の村上隆についての章も含まれています。ビジュアル面も充実しているので、資料的価値も高いですね。 この本を読んで、「海洋堂フィギュア&食玩ブームとはなんだったのか? ユーザーや業界関係者それぞれに何を残したのか?」を今一度じっくり考えてみるのもいいのではないでしょうか。 あいかわらずの著者の文体、キャラクターやワンパターンなサブカル雑誌的ページ構成には煩型の皆様も仰りたいことが多々あるかとは思いますが、模型、食玩、ガレージキットに関わりのある方、趣味としてでも深い興味をお持ちの方はやっぱり必読の本でしょう。「今更海洋堂に村上隆?」なんて言わないで。 それにしても、「オタクカルチャー内におけるオタクカルチャー的ジャーナリズムの確立」を掲げる著者なのに、”減価償却”を明らかに「開発投資を営業利益で回収すること」という意味で誤用している(P249、252)のはいただけないですねぇ。 あと、個人的には海洋堂やゼネプロ以前の日本におけるガレージキットの起源を探る、山野純治、聖咲奇らへのインタビューが非常に興味深く楽しめました。
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