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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
感動しました,
By くまちゃん (世田谷区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 海峡のアリア (単行本(ソフトカバー))
友人からの勧めで読み始めて、のめり込むように一晩で読ませていただきました。胸がつまり、深く感動しました。人間として、もっとも大切なものが何であるのかを考えさせられました。この本に出会えたことを心から感謝します。今までよくわからなかった日本にある朝鮮学校の話や、在日の人たちの苦悩がよく伝ってきました。文中にいろんな歌が登場し、まるで歌劇のように著者の哀しみや喜びが紡がれているのが印象的です。最近は北朝鮮の暴露本や悲惨な話はいくらでも出てますが、そういった次元でなく、日本と朝鮮半島を客観的に、しかし、いとしみながら書かれている点、そして自身の道のりを正直に顧みる筆は、読むほどに心に迫ってきました。お勧めします。
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
祖国分断を越え、差別を超え、歴史に根ざす恨みを超える歌姫,
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レビュー対象商品: 海峡のアリア (単行本(ソフトカバー))
在日朝鮮人二世として生まれ、クラシック音楽のオペラ歌手をしている著者が家族の歴史、日本と朝鮮の不幸な歴史を語り、その中で日本と韓国と北朝鮮がよい関係を構築していけることを念願し行動してきた自身の活動を語っています。田さんは、大学に願書を提出したところ、「受験資格がありません」と拒絶されました。田さんが通っていた朝鮮学校を卒業しても、高校卒業の資格が与えられなかったのです。 受験を認めてくれた桐朋学園大学短期大学部芸術科の受験に合格し、学生生活を送るようになると、日本人以外の学生が一人しかいなかったので、良くも悪くも目立ちました。 田さんは、芸術の世界では目立つことは良いことだ、と前向きにとらえます。 私は単なる音楽好きなお嬢様ではない。 私は必ず、なにものかになってみせる。 そう心の中で思っていました。 卒業し、声楽家としてのキャリアを積みながら、田さんは北と南に分断された祖国の両側で、そして日本で、最高指導者・首相の前で歌う機会を得ました。 1985年平壌公演では金日成主席の前で、2002年ワールドカップの際は、小泉総理、金大中韓国大統領の前で歌いました。 こんな輝かしい経歴を持っていますが、田さんの胸の中には、自分の家族や多くの同胞達が受けた悲しい仕打ちが影を落としています。 特に、田さんの異父兄たちは、理想の楽土と信じて北朝鮮に帰ったものの、スパイの疑いをかけられて収容所に送られるという経験をしています。2番目の兄の死のあと、他の兄弟も後を追うように亡くなっていきました。 壮絶な経験をした家族の苦しみだけではなく、田さんは北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの両親の思いも受け止め、歌を通じて人々の心を癒す活動を開始しました。 朝鮮と日本の近世の歴史をよく知らない人にこそお勧めしたい本です。
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
凄い本だと思います,
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レビュー対象商品: 海峡のアリア (単行本(ソフトカバー))
予約していた「海峡のアリア」が昨日届き一気に読ませていただきました。受賞にあたってはさまざまな議論があったと聞きますが、ノンフィクションとして秀逸だと思います。むしろ独特の文体と感性が感動を誘います。私は泣けました。北朝鮮の話だけかと思ったら、かなりのメッセージが散りばめられているのにも驚きました。凄い本だと思います。
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