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海岸線の歴史
 
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海岸線の歴史 [単行本]

松本 健一
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

日本は「海岸線」の異常に長い、世界有数の国。

国土面積が日本の25倍ちかくもある大陸国家アメリカの海岸線の1.5倍に及び、同じく26倍ちかくもある大陸国家中国の2倍以上に達していることでも明らかだろう。

しかし、「海岸線の歴史」、つまり人間と海とが接触する場所の変化を書いた書物はあるのだろうか、と探してみたところ、まったくないに等しいことがわかった。なければ、じぶんで書いてみるしかない。――これが、本書を執筆するに至った根本の動機である。 (はじめにより)



日本のアイデンティティは、「海岸線」にあり。
「海やまのあひだ」はどのような変化をしてきたのか?
「日本人の生きるかたち」を根底から問い直す、瞠目の書。

内容(「BOOK」データベースより)

日本のアイデンティティは、「海岸線」にあり。「海やまのあひだ」はどのような変化をしてきたのか?「日本人の生きるかたち」を根底から問い直す。

登録情報

  • 単行本: 260ページ
  • 出版社: ミシマ社 (2009/5/1)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4903908089
  • ISBN-13: 978-4903908083
  • 発売日: 2009/5/1
  • 商品の寸法: 19 x 13.5 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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18 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 本書は海岸の姿の変化から日本社会の古代から現代までの変化を捉えようとしたもの。着眼は言うまでもなくユニークだ。しかし、それはまだ、思いつきの域を脱していない。さまざまな話題が扱われるが、そしてそのいちいちは非常に興味深いのだが、それらが全体としてまとまった主張とはなっていないのである。
 勿論、このような<海岸線から見た日本>などという試みに先行者がいない以上、このように評するのは著者にたいしてやや酷かもしれないが、松本健一は大家ゆえあえて厳しい言を贈りたい。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By チャックモール トップ500レビュアー
形式:単行本
「中国やアメリカよりも海岸線が長い国」
それが日本であり、そこに文化が生まれないわけがないと言われれば、なるほどそうかと思う。

本書はそんな「海岸線からの視点」で日本史を(時に世界史の視点も交えながら)説いていくもの。
今までなかった新しい歴史観を提示してくれる、とてもスリリングな一冊だ。

「海というものに対する信仰」や「海岸線の変化とその影響」など、本書には興味深い記述が多いが、白眉は何と言っても、江戸期から明治期にかけての「海岸線」に対する意識の変化だと思う。

たとえば、敦賀や酒田、鞆の浦など、江戸期に栄えた港町で、明治以降往年の輝きを失ったところは多い。
その理由は東京への一極集中や鉄道の発達、それによる海上輸送の地位低下などに求められることが多かったが、本書では「港の水深の深さ」を、その理由の一つとして挙げる。
西洋の大型船が入るには、水深の深い港が必要だったのだ。

確かに、横浜や神戸、新潟や函館など、現在でも港湾都市としてにぎわっているのは、水深の深い港だ。
これなどまさに、「海岸線からの視点」がなければ見えてこないものだろう。

書き口も無味乾燥ではなく、清河八郎の日記を縦糸にしたりと、歴史ファンにはたまらない一冊だ。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
日本の海岸線のもつ歴史的意味を探る、新しい視点から歴史をたどる。
日本人にとって「山」との関わりは多く語られてきたが、「海岸線」
とは切り口がユニーク。
海に囲まれた島国ながら、海岸線の意味、信仰的・農耕的・商業的・
軍事的に見つめてみるとまたこれからの付き合い方が見えてくる。
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