著者は別の著書で明らかにしているが夜遊び、タバコ、酒が大好きな人。
一言で言って怖いもの見たさから企画された感じのスラム周遊話である。
各国のスラムに入って歩いてみて怖かった印象や汚い、貧しいという見た目を述べ
同時に場所によっては人が親切で気さく明るいところもあるらしい。
貧困問題というと根が深くきりがないが著者の場合はその場限りの
取材であり別に個々の問題について深く掘り下げるようなことはない。
スラム内で見たものに同情したり怒ったり驚いたりという反応はスラムが未知の世界の読者には
新鮮だが要は通過する旅行者視点での取材本でありその場でおもしろく読めるかどうかが問題で
たとえ表面的でもどんなところか見てみたい人にはいいのではないだろうか。
私も個人的にはこの著者と旅行してみる分には楽しく遊べそうな気がする。昼はスラムを見てゲンナリしたから
夜は楽しく飲みに行こうかという感じの人なら楽しく読めるだろう。