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最も参考になったカスタマーレビュー
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
1904年のセントルイス博と1910年のロンドン博でのアイヌ民族展示の様子が国際的な基準で理解できる,
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レビュー対象商品: 海を渡ったアイヌ――先住民展示と二つの博覧会 (単行本)
本書は人類学的視点から著されている。民族を展示するという、人権的にみても微妙なイベントを軸に、アイヌの人々がそれにどう参加していったかの記録。セントルイス博では民芸品を売り上げて大儲けしたり、博覧会のプレジデントを表敬訪問したり、英語を覚えてアメリカ人と文通を続けたり。ロンドン博では国王と王妃に拝謁したり、新聞にコメントを出したり。当時はまだ学問が古くて「未開人から文明人へ」みたいな直線的なベクトルの流れで民族をとらえていたという、ある意味差別された位置でのイベント参加のなかで、アイヌの人々がそれらを織り込み済みでたくましく国際イベントで渡りあっていった姿は、現在の日本の「活力さがし」への一指針ともなりうるだろう。
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