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最も参考になったカスタマーレビュー
16 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ほんのり心にあたたかい,
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レビュー対象商品: 海をみあげて (電撃文庫) (文庫)
あらすじ:鯨が空を飛ぶ不思議な街で暮らす少女と少年の物語。 鯨に馳せる想いとほんのり淡い恋心を描いた正統派。 単純明快に一言で言えばジブリです。 それも80年代後半〜90年代前半、一番良かった頃とされるジブリ作品の雰囲気ですね。 世界観は至ってシンプルで、10年前の大地震による震災からようやく復興し「震災とほぼ同時期から鯨が空を泳ぎだした」街を舞台にした普通のお話です。 鯨が空を飛んでいるファンタジー、地名がフィクションであることを除けばあとはすべて現実と変わらず、物語の方も突拍子のないことや奇を衒った話はありません。 極めて純・小説的な作品です。 主人公は受験を控えた中学生の─真琴─ 真琴は街でも人一倍鯨に対する思い入れが強い子で、そんな彼女が同じく空飛ぶ鯨に思い入れのある人と出会い、関わり、小さな感動を体験するのが第一話。 そして第二話からは鯨は舞台に一花添える脇役となり、第二話で10年前の震災と夏祭りの花火にまつわるお話を。 第三話では、真琴が鯨と同じくらい好きな「空を飛ぶこと」を地でいく気球で、太平洋横断に挑戦しようとする人との話が書かれます。 ちなみに鯨は常時空を舞っているのではなく、不定期で空に突如として現われ、時に潮の雨を降らせいつの間にか消えていく“不思議な現象”として存在しています。 深い感動や大きな驚きのある物語ではありませんが、じんわりとしみるノスタルジックな風情漂う良作。 ジブリも良いけどたまには映画じゃなくてそんな雰囲気の小説も…と思われたら是非手にとってみてください。 尚、この本には三話までしか収録されておりませんが、『電撃hp』の8月号に短編の四話が掲載されているようです。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ロー.ファンタジーの良作,
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レビュー対象商品: 海をみあげて (電撃文庫) (文庫)
三話構成で一見バラバラに見えますが、根底に流れるのは震災という悲しみからの「復興」。町の復興、人の復興.心の復興です。一話目では、まだまだ震災の痛みと悲しさを引きずり、二話目では、その震災への心のケジメと癒し。そして三話目で明日へと 旅立つ姿を描いているのではないでしょうか。 二話目、真琴達は中学三年生で、一緒に宝探しする女の子は五歳前後。 この年齢差を頭に入れて読み進めて行けば最後にドキリとします...まさか? そして三話目のラストシーンは確かにどこかで見たような展開ではあります。高い場所に昇り、徐々に夜が明けてゆく..... ラストシーンは、その「本家」を凌駕する圧倒的な美しさでした。 ジブリや大林映画、瀬尾まいこさんが好きな人にはかなりお勧めできます。
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
物足りない。,
By goma "i-goma" (愛知) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 海をみあげて (電撃文庫) (文庫)
空に鯨が浮かぶ・・・そんな不思議な設定と爽やかな絵柄に引かれて手にとってしまいました。 何故鯨が空に現れるのか、その鯨が物語にどう絡むのか、そこに期待して読み進めたわけですが、 鯨は舞台となる街の象徴みたいな描かされ方程度で、深く関わってくることはなかった。 鯨そっちのけと言っても過言ではないほど、ごくごくありふれた少年少女の淡い恋の物語が描かれていた。 しかも、何処かで見たことあるようなベッタベタな展開。物足りないです。
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