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海をひらく
 
 

海をひらく [単行本]

桜林美佐
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商品の説明

内容紹介

戦後、日本近海には自国防護のためと、米国の対日飢餓作戦によって敷設された無数の機雷が残された。この封鎖された日本の港を再開させるため、危険を覚悟で掃海作業にあたった人たち、それは大半が職を失った復員兵であった。その後、朝鮮戦争にも赴いた彼らだが、その活躍や殉職者の存在は、長い間秘匿されてしまう。しかし、戦後復興も日本の独立も、彼らの活躍がなければなし得なかったのだ。湾岸戦争後にはペルシャ湾でも実力を発揮。まさに日本が誇る職人集団である彼ら「掃海部隊」の全容を初めて明かす!

内容(「BOOK」データベースより)

戦後、日本近海には自国防護のためと、米国の対日飢餓作戦によって敷設された無数の機雷が残された。この封鎖された日本の港を再開させるため、危険を覚悟で掃海作業にあたった人たち、それは大半が職を失った復員兵であった。その後、朝鮮戦争にも赴いた彼らだが、その活躍や殉職者の存在は、長い間秘匿されてしまう。しかし、戦後復興も日本の独立も、彼らの活躍がなければなし得なかったのだ。湾岸戦争後にはペルシャ湾でも実力を発揮。まさに日本が誇る職人集団である彼ら「掃海部隊」の全容を初めて明かす。

登録情報

  • 単行本: 328ページ
  • 出版社: 並木書房 (2008/9/17)
  • ISBN-10: 4890632336
  • ISBN-13: 978-4890632336
  • 発売日: 2008/9/17
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本|Amazonが確認した購入
著者が女性でこのテーマというのも驚きだが、非常に読みやすく、理解しやすいだけではなく、現場の臨場感がひしひしと伝わってくる。日本は島国で国内には資源がなく、国外から船でエネルギーや材料が入ってこないと成り立たない、このことを忘れがちだが日本国民は再認識すべきだ。そしてそのシーレーンを守るために尽力している人たちがいるということを、知るべきである。この本を中学や高校の教材として使ってほしいと思う。また、この本を読んで”呉”の鉄のくじら館に行けばもっと理解が深まることだろう。

 平成3年日本のマスコミや市民団体の批判の中、ペルシャ湾に海上自衛隊の掃海艇が向かった時、海自はもとより、空自のファントムが見送りに来たかと思うと海上保安庁の巡視船まで見送りに来て甲板で保安官達が登舷礼で並んでいたそうだ、これを読んだ時目頭が熱くなった。(掃海とは、機雷処理のことである。)一人でも多くの人に読んでほしい1冊だ。
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By とも
形式:単行本
海上自衛隊掃海部隊の機雷処理に関する話を中心に、設立までの経緯や、自分たちが知らなかった日本の歴史等も感じられます。自衛隊そのものの賛否、靖国問題etc...それぞれお考えがあるでしょうが、戦後60数年、私達はこれらのことを考え改めなければならない時期なのかもしれないと思います。政府の方針なのでしょうし、密に進めなくてはならないことも多々あるのかと思いますが、日本はいまだ事実を改ざんしたり隠したりすることが多いと思います。難しい話は関係ない...ではなく、一日本人として事実を知り、反省や教訓を得て、国際社会における日本・日本人としてのあり方も考えさせられる内容と思います。現場で働いておられる方も注目の一冊のようですが、日本人としてぜひ読んでいただきたいオススメの本です。とても精度の高い本かと思います。
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15 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By じゃが〜 トップ500レビュアー
形式:単行本
 啓開という言葉をご存じだろうか。機雷を除去することによって「海をひらく」ことである。

 太平洋戦争後、日本の海の周りは防衛用の機雷と米軍B29が投下した機雷数万個が取り囲む、絶海の孤島であった。戦後、軍人はすべからく公職追放により職を失ったが、機雷を取り除く掃海部隊だけは温存、拡張され、黙々と機雷を撤去したのである。

 彼らはGHQの命令で朝鮮戦争にかり出され、殉職者も出している。ただ、GHQが作ったケンポー9条の縛りがあり、このことは長く秘密にされてきた。先の湾岸戦争では日本初の自衛隊海外派兵を実現させた。

 海外からの輸入が途絶えると死滅する日本にとって、啓開は絶対に必要なことなのだ。平和都市宣言なんか出してトチ狂っている港町だって、戦後は競ってベラボーな金を積んで彼らに啓開してもらったのである。なのに、今では訓練の際の漁業補償でごねたり、自称平和団体のアホウ共が訓練中止を求める始末。一体この国はどうなっているのだ。

 桜林さんという女性ジャーナリストが、このような掃海部隊について資料を漁り、さらに関係者への取材を通じて本にしたことが嬉しい。文章も細やかで関心した。
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