著者が女性でこのテーマというのも驚きだが、非常に読みやすく、理解しやすいだけではなく、現場の臨場感がひしひしと伝わってくる。日本は島国で国内には資源がなく、国外から船でエネルギーや材料が入ってこないと成り立たない、このことを忘れがちだが日本国民は再認識すべきだ。そしてそのシーレーンを守るために尽力している人たちがいるということを、知るべきである。この本を中学や高校の教材として使ってほしいと思う。また、この本を読んで”呉”の鉄のくじら館に行けばもっと理解が深まることだろう。
平成3年日本のマスコミや市民団体の批判の中、ペルシャ湾に海上自衛隊の掃海艇が向かった時、海自はもとより、空自のファントムが見送りに来たかと思うと海上保安庁の巡視船まで見送りに来て甲板で保安官達が登舷礼で並んでいたそうだ、これを読んだ時目頭が熱くなった。(掃海とは、機雷処理のことである。)一人でも多くの人に読んでほしい1冊だ。