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海の都の物語〈3〉―ヴェネツィア共和国の一千年 (新潮文庫)
 
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海の都の物語〈3〉―ヴェネツィア共和国の一千年 (新潮文庫) [文庫]

塩野 七生
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 420 通常配送無料 詳細
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商品の説明

商品の説明

第3回(1981年) サントリー学芸賞・思想・歴史部門受賞

内容(「BOOK」データベースより)

東方との通商に乗り出し、地中海の制海権を握ろうとしたのは、ヴェネツィアだけではなかった。アマルフィやピサといった海洋都市国家が次々と現れ、なかでも最強のライヴァル、ジェノヴァとの争いは苛烈を極めた。ヴェネツィア共和国は、個人主義的で天才型のジェノヴァの船乗りたちといかにして戦ったのか。群雄割拠の時代を生き抜くヴェネツィア人の苦闘の物語。

登録情報

  • 文庫: 219ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/5/28)
  • ISBN-10: 4101181349
  • ISBN-13: 978-4101181349
  • 発売日: 2009/5/28
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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By これでいいのだ トップ500レビュアー
形式:文庫
 物語は快調に進み、第6話は文庫1、2巻でどことなく気になっていたヴェネツィアのライバル、ジェノヴァとの抗争が主題に据えられ、明快に記述されていく。個人の突出を許さなかった典型的な共和国体制のヴェネツィアと、2大グループの対立・内紛に明け暮れていた、それでいて個性的で活気に満ちたジェノヴァとの100年を超える戦争、特に「キオッジアの戦い」の詳述は、大変に面白く読むことができた。

 後半の第7話は「ヴェネツィアの女」。貿易や戦争、内政は男に任せ、自ら政治に容喙することのほとんどなかったヴェネツィアの女性の姿を教育、結婚、衣装、装飾など、生活全般の多岐にわたって活写。著者は同性としての洞察と理解と興味を示しつつ、それでいてどこまでも中性的なスタンスでこの第7話を締めくくっているように見えた。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
第6話はヴェネツィアとジェノヴァの数次に亘る争いをベースに、同じ海洋国家でありながら、その気質も国家のあり方も対照的だった両国家を対比させていきます。
片や国家として政策的に貿易・経済を強化し組織力を重視したヴェネツィア。一方で、個人主義が強くそのヴァイタリティが国家を栄えさせてきたジェノヴァ。同じイタリアに位置しながらここまで違うのか、と思わせるほどの違いを、商売の方法や戦時中の外交などを紹介しながら、際立たせていきます。
アドリア海そして東地中海を舞台にした両国の戦いは、最終的に国家として存続しえたヴェネツィアに軍配が上がるのですが、塩野氏はその要因を、ヴェネツィア史の権威の言葉を紹介して締めくくります。つまり、「…勝利を決した因は、…社会を組織する能力である」と。
続く第7話はヴェネツィアの女性像を紹介する閑話休題的なお話。ヴェネツィアには政治への影響力をもった女性が皆無であった極めてまれな国家でありました。結婚しなければ存在すら認められなかったような状況下で、女性がどのように考え、どのように生活していたのか。女性たちが流行のおしゃれに必死になり、それをみて男性が眉をひそめるという、現代にも通じる様子が描かれていて微笑ましいです。
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By ヒデボン VINE™ メンバー
形式:文庫
 4つの海洋都市国家、ヴェネツイア、ジェノヴァ、アマルフィ、ピサ、のうち最後まで海洋国家として生き残ったのは、ヴェネツイアだけだった。アマルフィとピサは早々と脱落するなか、ジェノヴァとヴェネツイアは、途中何度かの休戦・中断を含み、延々と地中海及びエーゲ海、アドリア海の覇権を競うことになる。

 その間の群雄割拠たる海の男達の英雄小咄、出たとこ勝負、ほいでもってどうしようもなく性懲りない男たちの物語が語り語り伝えられ行く。その間、ヴェネツイアの女たちはどこで、何して何とやら、夫・恋人を静かに待っていたのだらうか。どうだろうか、これが第七話の「ヴェネツイアの女」。日本男子たるもの、気を引き締めて、褌を締め直してかからないと、ヴェネツイア女の床上手には負けてしまいそう。
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