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海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈上〉 (中公文庫)
 
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海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈上〉 (中公文庫) [文庫]

塩野 七生
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)

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第3回(1981年) サントリー学芸賞・思想・歴史部門受賞

内容(「BOOK」データベースより)

“おまえと結婚する、海よ。永遠におまえがわたしのものであるように”―葦におおわれた潟に建国以来、現実生義に徹した交易によってその地位を築いた地中海の“商人”、あるいは“海軍”、ヴエネツィア共和国を精密に描き、歴史の面白さを堪能させる気宇壮大な盛衰史。

登録情報

  • 文庫: 521ページ
  • 出版社: 中央公論社 (1989/08)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4122016347
  • ISBN-13: 978-4122016347
  • 発売日: 1989/08
  • 商品の寸法: 15.6 x 10.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 96,460位 (本のベストセラーを見る)
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By yuishi トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
いまではゴンドラと運河、という観光都市の印象が強いヴェネチアの都市国家としての千有余年に渡る歴史を描いた。
地中海で隆盛を誇った貿易国家の興亡の歴史を、「美術史以外、ヴェネチア史ついて書かれた書物が皆無」の日本に紹介した逸品。大部の作品だが、決して難解ではなく、著者独特の硬質の筆致に慣れると大変おもしろく読める。

後年の「ローマ人の物語」でも顕著だが、著者はこの国家の歴史を描くにあたって、単に歴史上の事象を追うのではなく、その背景となる文化、技術、考え方など周辺事象を含め、余さず描いていく。干潟の上につくられた都市の構造から説き起こし、船の構造や発展、銀行や為替といった商業制度とその発展、政治制度、服飾、女性史などなど。もちろん歴史としても、第四回十字軍、ラテン帝国、ジェノヴァとの制海権争い、オスマントルコ・・・と内容には事欠かない。
ヴェネチアが、キリスト教文化圏にあって、十字軍の狂信からも、宗教改革とその反動の独断からも、魔女狩り、異端裁判といった気狂い沙汰からも自由でいられたのはなぜか?

君主制を選ばず、かといって宗教国家でもなく、それでいて強力で統治能力に優れた政体を維持できたのはなぜか?
「すべての国家は、必ず一度は全盛期を迎える。しかし全盛期を何度も持つ国家は珍しい。・・・それを何度も繰り返すのは、意識的な努力の結果だからである。」
などなど、全巻にわたって示唆に富む。

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By yuishi トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
いまではゴンドラと運河、という観光都市の印象が強いヴェネチアの都市国家としての千有余年に渡る歴史を描いた。
地中海で隆盛を誇った貿易国家の興亡の歴史を、「美術史以外、ヴェネチア史ついて書かれた書物が皆無」の日本に紹介した逸品。大部の作品だが、決して難解ではなく、著者独特の硬質の筆致に慣れると大変おもしろく読める。

後年の「ローマ人の物語」でも顕著だが、著者はこの国家の歴史を描くにあたって、単に歴史上の事象を追うのではなく、その背景となる文化、技術、考え方など周辺事象を含め、余さず描いていく。干潟の上につくられた都市の構造から説き起こし、船の構造や発展、銀行や為替といった商業制度とその発展、政治制度、服飾、女性史などなど。もちろん歴史としても、第四回十字軍、ラテン帝国、ジェノヴァとの制海権争い、オスマントルコ・・・と内容には事欠かない。
ヴェネチアが、キリスト教文化圏にあって、十字軍の狂信からも、宗教改革とその反動の独断からも、魔女狩り、異端裁判といった気狂い沙汰からも自由でいられたのはなぜか?

君主制を選ばず、かといって宗教国家でもなく、それでいて強力で統治能力に優れた政体を維持できたのはなぜか?
「すべての国家は、必ず一度は全盛期を迎える。しかし全盛期を何度も持つ国家は珍しい。・・・それを何度も繰り返すのは、意識的な努力の結果だからである。」
などなど、全巻にわたって示唆に富む。

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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
初めて読んだ塩野七生氏の作品で、彼女の作品にハマるきっかけとなった一冊です。 読み進めるほど引き込まれていき、特にこの上巻はどんどん進んじゃいます。ヴェネツィア人のたくましさや賢さは見事なものですね。ジェノバや敵国の盛衰史に「ヴェネツィア共和国」はどういう姿で書かれているのだろう…など興味は広がるばかり。

現在のヴェネツィアを訪れてみたくなります。

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投稿日: 2009/3/19 投稿者: aqua-taste
1000年の歴史を感じる名作
かつて地中海世界に燦然と君臨した都市国家、ヴェネチア共和国。その1000年余の歴史を丹念に追った傑作歴史文学。... 続きを読む
投稿日: 2008/12/17 投稿者: 一市民
海と結ばれた栄光の都市国家千年の興亡史。ここから日本が学べることは。。。
以前に「文芸春秋」に、”有力者のえらんだ日本のわかいひとたちにおすすめの歴史書”、みたいな特集があり、トップ3にはいっていたのです。それで初めてよんだのですが。。... 続きを読む
投稿日: 2007/7/20 投稿者: ちゃんどの
ヴェネツィアの興亡
ローマ人の物語シリーズの著者である塩野七生氏の作品。... 続きを読む
投稿日: 2007/2/16 投稿者: にあぁ
ローマ人の物語シリーズが終わることを心配な方へ・その3
これまでこのレビュー・タイトルで、「神聖ローマ帝国」と「ビザンツ帝国」の本について書きましたが、ローマ人の物語シリーズが大団円を迎えた後、お薦めする作品の大本命は... 続きを読む
投稿日: 2006/9/25 投稿者: ともぱぱ
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投稿日: 2006/9/25 投稿者: ともぱぱ
男勝りの筆致
塩野氏はイタリア史を描かすと右に出る者がいないほど優れていると思う。限られた文献から逞しい想像力を駆使して次々に歴史上のヒーローに命を吹き込んでいく。本書、ベネチ... 続きを読む
投稿日: 2005/5/23 投稿者: きらら星
大国中国と対峙する日本の生き方に多大のヒントが!
... 続きを読む
投稿日: 2005/5/12 投稿者: わたつみの自游人
ヴェネツィア大好き
海の都の物語。干潟になぜ町が出来たのか?そこに暮らす人々はどうやって水を確保したか??どう暮らしていたのか??... 続きを読む
投稿日: 2004/11/30 投稿者: クリムソンレーキ
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