東野圭吾の作品をすべて読んでしまい、同氏お薦めの本を20冊以上、読みましたが、その中でも抜群に面白かった一冊。建造から廃棄まで船に関すること一切、また、海運業のことも、親父さんが船主だったとはいえ、よくぞ、ここまで調べ上げ、美事なミステリに仕上げたものだと、拍手を贈りたい。大阪vs東京の掛け合いも、めっちゃおもろいです。2010年の暮れに読みましたが、20年以上も前の作品であることを意識することもなく、一気に読んでしまいました。ちなみに、「二度のお別れ」「雨に殺せば」「八号古墳に消えて」も、この「海の稜線」の続編ともいうべき「ドアの向こうに」、姉妹編ともいうべき「絵が殺した」、「アニーの冷たい朝」、また「キャッツアイころがった」「暗闇のセレナーデ」、「切断」「封印」「カウント・プラン」と、これを書いている時点で12冊を読みましたが、東野圭吾同様、黒川博行には、はずれがありません!