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海の史劇 (新潮文庫)
 
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海の史劇 (新潮文庫) [文庫]

吉村 昭
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

祖国の興廃をこの一戦に賭けて、世界注視のうちに歴史が決定される。ロジェストヴェンスキー提督が、ロシアの大艦隊をひきいて長征に向う圧倒的な場面に始まり、連合艦隊司令長官東郷平八郎の死で終る、名高い「日本海海戦」の劇的な全貌。ロシア側の秘匿資料を初めて採り入れ、七カ月に及ぶ大回航の苦心と、迎え撃つ日本側の態度、海戦の詳細等々を克明に描いた空前の記録文学。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

吉村 昭
1927(昭和2)年、東京日暮里生れ。学習院大学中退。’66年『星への旅』で太宰治賞を受賞。その後、ドキュメント作品に新境地を拓き、『戦艦武蔵』等で菊池寛賞を受賞。以来、多彩な長編小説を次々に発表。周到な取材と緻密な構成には定評がある。芸術院会員。主な作品に、『破獄』(読売文学賞)、『冷い夏、熱い夏』(毎日芸術賞)、『天狗争乱』(大仏次郎賞)等がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 672ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1981/05)
  • ISBN-10: 4101117101
  • ISBN-13: 978-4101117102
  • 発売日: 1981/05
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫|Amazonが確認した購入
本書は、日露戦争における日本海海戦をロシア側の事情を中心に再現した歴史小説である。ボリューム的に読みやすいお勧めの一冊といえるが、できれば「ポーツマスの旗」、そして司馬遼太郎の「坂の上の雲」とセットで読んでほしい。

私は、先に「坂の上の雲」を読んだ折りに、ロジェストヴェンスキー提督に能力がなくて日本側が運よく勝てた部分もあったのかなと思ったが、本書を読んでみて、彼は基本的に優勝な軍人であり、彼に率いられたロシア軍も最善を尽くしたのであって、それにもかかわらず日本が勝ったという認識に変わった。・・・簡単に言ってしまうとそういうことだが、状況はかなり複雑であって、全体を網羅的に理解するにはとにかく読んでみるしかないだろう。

後半はポーツマス条約締結に関する話になる。私は、先に「ポーツマスの旗」を読んで話の筋を知っていたのだが、そのなかで小村全権が政府方針を翻して満州利権をアメリカと共有せず日本独占としてしまったのが何故だったのかよく分からなかった。しかし、本書を読んで分かった。彼が政府案を飲んでいたら、彼はおそらく日本国民に殺されていただろう。それほど、当時の日本国民は社会認識の未熟な国民だったのだ。このことが、このあと日本国民を不幸のどん底に貶めていくのだが、そのあたりの状況が、本書を読んで良く理解できた。
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By アナスタシア トップ1000レビュアー
形式:文庫
 司馬遼太郎の名作「坂の上の雲」を読んだ人には「もう読まなくてもストーリーはだいたいわかるからいいや」と敬遠する人もいることと思う。しかし本作は「坂の上の雲」を読んだ読者にも楽しめる作品で、司馬氏は秋山兄弟を中心にまとめていたが、本作はバルチック艦隊のロジェストヴェンスキー提督を中心にまとめている。僕はこの作品を読んで、愚将と酷評されることもあるロジェスト提督のイメージが激変した。よくあんな状況でバルチック大艦隊を日本海まで引っ張ってこれたと同情してしまう。「坂の上」では詳しく取り上げられなかったロジェスト提督のシベリア鉄道経由の帰路は余りにも情けなく、不安定な政治の恐ろしさを感じずにはいられない。小村寿太郎とウイッテのバトルについてはポーツマスの旗に詳しいが、日露戦争の概要を一冊で確認したい人にはお勧めの本です。
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24 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
日露戦争を舞台に、ロジェストヴェンスキー提督率いるバルチック艦隊と、東郷平八郎率いる連合艦隊による日本海海戦について主に書かれてある作品。ロシアから日本までの気が遠くなるほどの距離を数ヶ月かけて航海するバルチック艦隊。それに対する日本が動揺し対策をねる。その2つがぶつかり戦闘終了までが前半部に。後半部は戦争終了の条約提携までが書かれてある。多くの人が主君の為に命を掛けて戦い、敗者はそれにも関わらず無残に散っていく。それに勝者が誠意を持って答えるという所も見られるという。今では見られない男たちの生き様に、憧れをも感じてしまった
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最近のカスタマーレビュー
日本海海戦を描ききる、吉村昭「海の史劇」
幕末の樺太の日露国境問題を調べ始めてぶちあたったのがこの本。かつて司馬遼太郎の「坂の上の雲」で感激して読んだ記憶がいまも鮮明だが、日露戦争の中でも白眉の「日本海海... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: hakodadi
史実を淡々と描くバルチック艦隊の物語
近所の本屋さんで吉村昭フェアをやっていて、ほぼ全作品(文庫本)が
陳列されているのを見て、吉村氏の著作の多さに驚きました。... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: おがよし@CSS
日露戦争 海を舞台にした壮大なドラマ
... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: shunp
敗軍の将の末路と勝ってしまった日本の末路・・
日露戦争における旅順攻略に関しては諸説あることは知っています。
特に乃木に対する評価は。... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: 乳谷審査官
ロジェストヴィンスキー提督を正当に評価している作品
... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: バグ
かわいそうなロジェストヴェんスキー中将、のんきな乃木大将
司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」が昭和43年から47年にかけて産経新聞に連載された。一方、「海の史劇」は昭和45年「海と人間」と題して地方各紙に連載発表され、翌46年... 続きを読む
投稿日: 2010/1/5 投稿者: 千保川隼人
とりあえず、痛快な気分に浸れる
司馬... 続きを読む
投稿日: 2009/6/8 投稿者: 江口哲学
日本海海戦
日本海海戦を詳細に記した本です。開戦前のバルチック艦隊や日本海軍の様子から書かれています。特に遠くバルト海から日本海への回航の様子が詳しいです。勿論、日本海海戦の... 続きを読む
投稿日: 2008/3/7 投稿者: フィラデルフィアン
三笠記念艦にも行きましたよ
世界最強のロシア艦隊が東洋の小国である日本に全滅させられた有名な日本海海戦を描いた大作である。... 続きを読む
投稿日: 2007/3/29 投稿者: ブックス A.H.O
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