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海の仙人 (新潮文庫)
 
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海の仙人 (新潮文庫) [文庫]

絲山 秋子
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (36件のカスタマーレビュー)
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o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o
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商品の説明

内容紹介

宝くじに当った河野は会社を辞めて、碧い海が美しい敦賀に引越した。何もしないひっそりした生活。そこへ居候を志願する、役立たずの神様・ファンタジーが訪れて、奇妙な同居が始まる。孤独の殻にこもる河野には、二人の女性が想いを寄せていた。かりんはセックスレスの関係を受け容れ、元同僚の片桐は片想いを続けている。芥川賞作家が絶妙な語り口で描く、哀しく美しい孤独の三重奏。

内容(「BOOK」データベースより)

宝くじに当った河野は会社を辞めて、碧い海が美しい敦賀に引越した。何もしないひっそりした生活。そこへ居候を志願する、役立たずの神様・ファンタジーが訪れて、奇妙な同居が始まる。孤独の殻にこもる河野には、二人の女性が想いを寄せていた。かりんはセックスレスの関係を受け容れ、元同僚の片桐は片想いを続けている。芥川賞作家が絶妙な語り口で描く、哀しく美しい孤独の三重奏。

登録情報

  • 文庫: 170ページ
  • 出版社: 新潮社 (2006/12/22)
  • ISBN-10: 4101304513
  • ISBN-13: 978-4101304519
  • 発売日: 2006/12/22
  • 商品パッケージの寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (36件のカスタマーレビュー)
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カスタマーレビュー

最も参考になったカスタマーレビュー
11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 珠玉の作品 2007/4/3
形式:文庫
消費社会を象徴するかのごとく、読み捨てにされる作品が多く
出回るこの時代に、このような素晴らしい作品と出会えたこと、
非常に感慨深い。

「役に立たないが故に神なのだ」

胸に響く一言。

愛情、絆、命・・・
この世の中の結びつきについて、短い文章で
多くのことを教えてくれるこの著書は大変素晴らしい。
何度も何度も繰り返し「行間を読む」、
そこから得る物はとても大きい。

福井県・日本海の情景と、そこで織りなされる人間関係が
いつまでも記憶に残る、まさに「珠玉の一品」。

何かが始まるこの時期に読む。是非。
 
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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 タイトルにもある通り、 2005/10/6
By デルスー VINE™ メンバー
形式:単行本
ほとんど「仙人」のように暮らしている主人公が、
冒頭から「ファンタジー」という名の謎の人物に遭遇する。

この設定からして、
「これから思いっきり浮世離れしたおとぎ話を語りますよ」という、
作者のサインは明らかだろう。
展開の現実性の乏しさに文句を付けたりするのは
いささか筋違いというものだし、
私自身が浮世離れした人間なのかどうか、
読んでいて全くありえない話だとは思わなかった。

この小説の登場人物は皆、
表面上はどこかおちゃらけていたり
根っからのすれっからしのようなポーズを取っていたりするが、
一皮剥けば、直球過ぎるほど直球というのか、
ものすごく真面目でナイーブな人たちばかりだ。
あえて欠点を指摘するなら、
新潟への旅を境に急激にシリアスなものになる後半の展開は、
作者の胸中がストレートに吐露され過ぎているように思える。
少なくとも、「ファンタジー」との噛み合わない会話が、
どこかとぼけた味を出していた前半に比べると、
やや結論を急ぎ過ぎているような印象を受けた。

とはいえ、風景描写や比喩の使い方の確かさは
ちょっと比類のないものだし、
周到に隠そうとしても抑え切れずに溢れ出る
作者のストレートさ加減に
むしろ好感を抱いてしまったこともあって、
☆四つという評価になった。

このレビューは参考になりましたか?
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 気になる絲山初期作品 2006/12/31
形式:文庫
ハッピーエンドな愛を満喫したければ他を読めっ!

...と言わんばかりの切ない物語。

絲山作品は、 『逃亡くそたわけ』 、 『袋小路の男』 についで3作目。

いずれの物語でも、ふたりが幸せに結ばれることはないけれど、

登場人物たちの木訥(ぼくとつ)とした優しさが胸にじんとくる … (-公-。)

この物語...カッツォにあれほどの心の傷を持たせることが、

物語を成立させる上で必要なのか考えてしまった。

カッツォがかりんを抱けないだけの理由にしてはつら過ぎる...

宝くじで3億円当てたカッツォの仙人生活は、

社会とのつながりを断ち切って人生を謳歌しているというよりも、

むしろ、社会からはじき出された弱者の隠遁生活に近いだろう。

そこにしか定住できないカッツォ....

次々とすみかを代えるヤドカリはあこがれ?

ある一面、孤独な仙人生活も、心の傷がトラウマになっているのか?

そもそも "ファンタジー" って何?

神?まぼろし?孤独なカッツォの多重人格?

この話、深い心の傷を持った人への静かな応援歌なのかもしれない。
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最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 5.0 小説の神様か?
無駄な言葉はそぎ落とされ,ファンタジーなるありえない登場人物も違和感なくおさまり,孤独を書いても暖かく,切なさも伝わり,抜群の上手さである。文中の「なにかをするっ... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: 麻冷
5つ星のうち 3.0 静謐と混濁のバランスが良い
... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: り
5つ星のうち 5.0 依存しない登場人物たち
ともかく全ての登場人物が他人に依存していない。
居候しているファンタジーでさえ
主人公・河野には手が掛からないと思われている。... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: Kazu
5つ星のうち 5.0 感情が消えない
文庫化された絲山作品を固め読みして、今作がその最後の一冊(もうじき(9月30日)『ばかもの』が文庫になるので次はそれを読むつもりです)。... 続きを読む
投稿日: 2010/9/12 投稿者: blackboy
5つ星のうち 5.0 傷ついた大人達へ
 好きになる、ということは相手をまるごと受け入れることなのか?... 続きを読む
投稿日: 2010/6/4 投稿者: まややん
5つ星のうち 3.0 描写は圧巻、ただラストが少し残念
福井県敦賀市を舞台にした作品。

描写に長けていて、現実世界の乾いた孤独感が見事に表現されています。... 続きを読む
投稿日: 2009/5/11 投稿者: kaguya77
5つ星のうち 4.0 性、そして家族から遠く離れて
絲山秋子の小説ははじめてだが、語の使い方、展開のもっていき方、どれをとってもうまいなぁーと唸らされてしまう。突如として現れる、「ファンタジー」という名の得体の知れ... 続きを読む
投稿日: 2009/4/24 投稿者: 倒錯委員長
5つ星のうち 5.0 乳がん専門医として一言。
個人的には、絲山秋子の最高傑作だと思う。
他者との過剰な交わりを避けながら、誇り高く生きるもののところに現れる「ファンタジー」。... 続きを読む
投稿日: 2008/8/25 投稿者: ゆりさ信介
5つ星のうち 4.0 役に立たないが故に
冒頭からイメージしたものとはまったく違った展開に、短い話ながらもひきこまれた。... 続きを読む
投稿日: 2008/8/5 投稿者: 香桑
5つ星のうち 1.0 川上弘美の亜流
「ファンタジー」などという得体の知れない存在が登場するあたり、川上弘美の亜流でしかない。芥川賞受賞作に比べると、そういうものを導入した時点で、作者の独自性は損なわ... 続きを読む
投稿日: 2007/11/12 投稿者: 小谷野敦
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