あまりにも強い父の存在に強く影響され、自分を見失い、迷い、躓き、反発しながらも惹かれ・・・主人公の二人それぞれの辛く厳しい自分探しは、やがて、世界で一番深く有人で潜ることのできる、海洋研究開発機構の潜水調査船「しんかい6500」を軸として周囲をも巻き込み、縒り合された一本の強い糸となる。そしてその先に待ち受けていた、驚愕の未来・・・。地球最後のフロンティア「深海」を探査するための世界に冠たる技術。あまたの辛い試練を乗り越えて、海への挑戦を諦めなかった海洋大国日本を支えてきたその人材、頭脳、情熱、積み重ねてきた技術を四散させないため、この国の未来に託すべきは何か、現実とフィクションの交錯が深い余韻を残す、極上のエンターテインメントです。前に進む勇気が欲しいとき、昔のよき日を懐かしむ時、傍らに欲しい1冊、イチオシです!