浮世艶草子の第3巻ですが、1巻、2巻よりさらにパワーアップしており、ストーリーが非常に練られています。最初の物語から「おお!!」とか「ええ!!」と驚かされの連続でした。江戸時代に実在した人物や実話をモデルにした物語もいくつかあり、また1,2巻で登場した人物が1つの物語の中でコラボレーションしたりしていて面白かったです。絵のクオリティの高さも健在で、十分満足いけるものでした。
江戸の「粋と張り」を体現した花魁の姿は凄く格好良かったです。また江戸時代の武士の死因で多かったものの1つは酒の飲み過ぎだというのは雑学として面白かったです。もう1つの死因は本編を読んでいただければと思います。あと巻末コラムの性豪将軍ですが、歴史の教科書ではまず出てこない人物なのですが、その精力絶倫っぷりには驚かされました。
1,2巻を買われた方なら十分満足いける内容だと思います。
目次
* 花に蝶
* 腎張腎虚
* 赤い糸
* 畜生道
* 四ツ目屋
* 行水女
* 無残絵
* ねぷた
巻末コラム
* 縁結びと縁切り
* 江戸幕府最強の性豪将軍
* ハレとケと最古の職業
* SMと無残絵と小説家