浮世艶草子のパート2ですが、話の内容はこっちが上です。
八月薫氏の若干少女漫画っぽいタッチは好き好きがあるかも知れませんが、これだけ画力があれば文句ないでしょう。
特にこういった時代物等における、着流しスタイルなどはかなりの画力がいると思うのですが、氏はそれを八割程度の力でさらっと書いてしまいます。性交シーンもワンパターンでなく、色々な体位シチュエーションを凝らしてくれて飽きさせません。
何よりこのシリーズはストーリーが良く、読んでいる内に江戸時代の風俗に触れるという楽しみもあります。この手のエロ漫画は、往々にしてエロシーンだけの飛ばし読みに陥りがちですが、こうもストーリーがしっかりしていると、きっちり読めてしまうので嬉しい限り。
どれもこれも読み応えがありますが、中でも「吉原細見」と「枕草子」はオススメ。
時代読み物としても、エロとしても優秀。