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浮世女房洒落日記
 
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浮世女房洒落日記 [単行本]

木内 昇
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

お江戸は神田の小間物屋、女房・お葛は二十七。お気楽亭主に愛想つかし、家計はいつも火の車。それでも風物たのしんで、美顔の探求余念なし。ひとの恋路にゃやきもきし、今日も泣いたり笑ったり。あっけらかんと可笑しくて、しみじみ愛しい、市井の女房が本音でつづる日々の記録。〈解説〉堀江敏幸 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

出版社からのコメント

春は花見で一張羅、夏になったら川開き、神田祭ではっちゃけて、家計のやり繰り師走に悩む----直木賞作家が描く、粋で豊かな江戸日記。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

登録情報

  • 単行本: 205ページ
  • 出版社: ソニーマガジンズ (2008/12)
  • ISBN-10: 4789733645
  • ISBN-13: 978-4789733649
  • 発売日: 2008/12
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 408,531位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
日記……それも長屋住まいの女房の視点で書かれた物というものだけあって、様々な長屋の生活風景が事細かに描かれておりました。
加えて、お葛の思いまでもが書かれている所が非常に嬉しい!!

まともに働こうとしない亭主の尻を叩きつつ、日々の生計に苦慮する。
年末の掛け取りや月末の支払いに冷や冷やしたり、仕入れた商品が売れずに困ってしまったり……そうかと思えば新しい新製品が当たりに当たって大繁盛。
子供達が元気に育って欲しいという思いを持ちながらも、他人様に迷惑は掛けてはならないとしつけには厳しい。そうかと思えば、手習いの成績が悪いことに子供の将来を不安視するといった心配の種も抱えていたりします。
(これだけ成績が悪いんじゃ医者にでもなるしかない!なんて嘆いていいるんですよ?こんな感覚は、現代人の我々には到底考えられない事です!!!)

27歳ともなれば当時では大年増。
本人も娘時代の思いではいられないことを自覚しつつも、小間物屋という職を生かして日々の化粧を意識する辺りはやっぱり女性なんですね。
「都風俗化粧伝」といった化粧指南本を取り出しては近所の娘さんにもいろいろと指導してあげたりするなど、江戸当時の女性の美意識なんかも知ることができました。
尻が大きくなって太ってきてしまうことを気にしている記述が多かったのも面白いです。
江戸においても、太っていることにはマイナスイメージがもたれていたようで
『甘いモノを押さえないと!!』ヽ(`Д')ノ
と言いつつ、近所の女房連中と一緒にいろいろなものをつまんでたりしてます(笑)。
近所の娘盛りのさよちゃん(16)が化粧に夢中で、よくお葛さんに相談しにくるのですが、こういった所なんかは現代の女子高生達となんら変わらぬところですよね。

亭主殿のだらしなさ加減に対し、冷静に突っ込みをいれているお葛さん最高です(笑)。
本当に働かない駄目亭主。たまに働くかと思いきや、悪い結果ばかりになってしまったり……でも人情味がある所はさすがは江戸っ子。小間物屋の使用人である清さんとの最後の別れの所はジーンときてしまった。(つД`)
これ、普通の物語として読んでも面白いと思うよ?

江戸当時の長屋住まいの人たちがどのような生活を送っていたのか?
そしてどのような思いで日々を過ごしていたのか?
もちろん内容をすべて鵜呑みにするということは出来ないけれども、江戸人達の思いを知る上での貴重な一冊として、江戸に興味があるのであれば読んでみて損はないんじゃないかなぁって思います。
現代風にアレンジされていることもあってとても読みやすいです。例えて言うなら、杉浦日向子先生の「百日紅」を日記風に文章化したものっていう感じかな?

読んでいて、とてもワクワクしてしまいました。
あぁ、江戸って本当に楽しそうだなぁ〜って思わせてくれる一冊でしたね。
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形式:文庫
江戸時代に神田で小間物屋を営む者の女房・お葛(かつ)の、一年間の日記が記された作品です。

日記には、お葛家族やその近所の人々の日常が描かれているだけで、とりたてて大事件もありません。
しかし、お気楽亭主に生真面目な使用人、おしゃれに余念が無い隣の娘、しっかり者の大店のお内儀さんに色恋だけに長けているその息子、食べ物がでる所にちゃっかり現れ極力働かないで暮らそうとする長屋の人など、登場人物たちは個性豊かです。
そのおかげか、当時の市井の人たちの暮らしぶりが目に浮かんでくるように面白く、時には声を出して笑ってしまうような文面もありました。

また、「お医者は誰でもなれる仕事だから、学問が苦手な辰吉にはいいかも」などと、当時と現代の感覚の違いもわかる記述もあり、さらに、現代にも通じそうな生活の知恵らしき事柄も、さりげなく出てきます。
さらに、日記ばかりでなく、日記の前に書かれている序章ともいうべき箇所も注目に値し、ここに書かれている内容が、どこまで真実なのかは謎をよびます。

題名からして面白そうな本だと思ったのですが、予想にたがわず楽しめ、多くの人にお薦めできる本です。
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By k
形式:単行本
一気に読んでしまいました。登場人物全員がキャラが濃いです(笑)特にお葛さんの旦那さん。こんな性格だったら人生楽しいだろうなぁ〜と羨ましくなる。
ご近所さんもそんなんでいいのか!?って言動・行動が多いです。
おもしろいだけでなく、お葛さんの生き方・考え方など勉強になることが結構あってこれから何度も読み返すと思う。
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